中学受験の合否を分ける!? 模試を受けた後の「振り返り」と「解き直し」の仕方
中学受験のために欠かせない「模試」ですが、「受けておしまい」では、余りにもったいない。「受けた後」がとても大切です。
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模試で大切なのは「振り返り」と「解き直し」
得点や偏差値、順位、合否判定といった「表面的な結果」に一喜一憂して終わるのはNGです。結果を踏まえて、「良かった部分→継続・発展」「悪かった部分→解決・改善」を通じ、合格に必要な力を養う。これが模試の目的です。そのために必要なのが
[1]振り返り:原因の分析
[2]解き直し:改善に向けた行動
の2つです。
模試を受けた後の「振り返り」の仕方
「振り返り」をする際のポイントは「結果の考察」と「誤答の分析」です。
【1】結果の考察
得点と偏差値の2つを確認し、最も低い教科からテコ入れをします。各教科の単元ごとの得点も細かく記されるので、苦手単元も明らかになります。また、その模試の問題ごとの受験者正答率も参考になります。
「正答率が高いのに自分は間違えている」という問題は最優先ですが、「自分も間違えているが正答率も低い」という問題は差がつかないので、後回しにして構いません。
結果の考察は親子で取り組みます。その際親は、結果が悪いと小言の1つや2つ言いたくなるかもしれませんが、グッとこらえることが大切です。過去の結果について責めてもプラスにはなりません。「点数が低い=伸びしろがある」とポジティブに受け止めて、「次はどう上げるか」を考えましょう。
【2】誤答の分析
採点済み答案の控えから不正解の原因を分析します。「鉄は熱いうちに打て」というように、記憶の新しい試験直後に自己採点とあわせて行うのがベストです。お子さんと一緒に答案と問題を見ながら、誤答を以下の3つのランクに分けてください。
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