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扇状地と三角州の違いは習うより慣れろ! 実例の地図を多く見るのが近道 (1ページ目)

2018年5月30日 ゆずぱ

中学受験における地理分野でややこしいもの……扇状地と三角州はその代表選手ではないでしょうか? 違いがよくわからないという声をよく聞きます。

扇状地も三角州も河川によって土砂が堆積することでできるという共通点があるので違いがわからなくなってしまうのです。かたちも扇形と三角形でなんとなく似ていますよね。(私の息子も扇状地と三角州の違いがよくわかっていないひとりでした……)教科書で習ってもわからない場合の王道の手段、それは習うより慣れろです!

似ている扇状地と三角州でも大きな違いがある

似ていると思われる扇状地と三角州でも大きな違いがあります。それは「地形のできる場所」です。まずはその基本的な違いをおさえてから、日本にある実際の扇状地と三角州の地形図をたくさん見ることで自然と違いがわかってきます。

扇状地と三角州は「できる場所」が違う

扇状地とは河川が山地から平野や盆地に移るところに見られる、土砂などが堆積した扇形のような地形です。

一方、三角州は河川によって運ばれた土砂が河口付近に堆積することによって形成される三角形の地形です。

両方とも「河川によって土砂が堆積する」という共通点がありますが、扇状地のできる場所は「山地から平野や盆地に移るところ」、三角州は「河口付近」、つまり「川が海に流れ出るところ」です。扇状地と三角州の最もわかりやすい違いは「地形のできる場所」です。

扇状地と三角州は「土地の使われ方」も違う

扇状地も三角州も土砂が堆積してできた平らな土地なので、両方とも人が住んで活動しやすい土地です。ところが「土地の使われ方」が違います。

扇状地といえば果樹園です。日本にある有名な扇状地の多くは果物の生産地として有名です。甲府盆地や長野盆地ではブドウやモモが作られ、山形盆地では桜桃、道後平野ではミカンが作られています。とにかく果樹園に使われることが多いんです。

一方で三角州は、水田に使われることが多いのですが、都市化してしまうことも多いです。日本三大都市の東京、大阪、名古屋も三角州の上に発展した都市です。東京は江戸川、大阪は淀川、名古屋は庄内川ですね。日本でもっとも有名な三角州の広島も、これまた大都市です。

平地なので人が住みやすいのは当然ですが、海にも近いので工場や港など、経済活動をするには最適な土地なので大都市化しやすいのでしょう。

この記事の著者

小学生の息子と娘を持つ2児の父親。某電気メーカーでシステムエンジニアの仕事をしながら息子の中学受験を成功させ、今度は娘の受験生活に奮闘中。親としての受験活動の中での気づきや実践している工夫に加え、自らの失敗談からの役に立つ情報をブログで発信しています。

中学受験ブログ「かるび勉強部屋」
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