学習 国語

国語の読解問題ではどこが「大事なところ」か? 効果的な線引きで点数が伸びる

2022年2月15日 みみずく

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国語の読解問題では「線を引くことが大切だ」といわれます。しかし、どこに線を引くべきか、どうして線を引かなければならないのかなどは曖昧で、受験生は「線の引き方がわからない」と悩みます。今回は、そんな受験生のために、線引きのヒントをお伝えします。

本文を読みながら線を引く

多くの受験生は本文を読みながら線を引きます。塾でも「本文を読みながら線を引きなさい」と指導されているようです。このような線引きについて考えてみましょう。

本文を読みながら線を引く理由

本文を読みながら線を引くと、本文内容が理解しやすくなります。文章をただ目で追っていくだけよりも、手も使った方が記憶にも残りやすいでしょう。

上手に線引きができれば、問題を解くときに本文の見るべき箇所を絞れることもあります。時間の節約にもなって、「最後まで問題を解けない」という悩みを解消できるかもしれません。

また、評論文・説明文を要約させる問題や物語文の主題(主人公の心情変化)を問う問題など、本文全体に関わる問題を解くときは、線を引きながら本文内容を整理すると解きやすくなります。

本文を読みながらどこに線を引くか?

本文を読みながら行う線引きでは「大事なところ」を見分ける必要があります。

評論文・説明文では筆者の主張や説明のまとめが大事です。これらは一般的に具体例や詳しい説明ではなく抽象表現です。筆者の意見は「~と思う」「~すべきだ」などの文末表現が、説明のまとめでは「つまり」「要するに」などの接続語が目印になることがあります。多くの場合、何度も繰り返し出てくる言葉(キーワード)が含まれています。

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みみずく

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  • この記事の著者

家庭教師/ライター。墨田区・台東区を拠点に活動している個人家庭教師。家庭教師を本業としつつ、ライターとしても活動しています。モットーは「好きな人を応援する」。小学生の指導科目は国語・算数(数学)・英語・理科・社会・作文など。「楽しく学びながら、中学の準備をする」ことを目標に指導をおこなっています。

Webサイト:みみずく戦略室 墨田区・台東区のプロ家庭教師&ライター
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