500円のお弁当の3割引はいくら?「割引」について考えてみよう!|中学受験算数きほんの「き」!#5
こんにちは!中学受験算数のオンライン個別指導講師 さちです。
「計算くらぶ」にて中学受験算数の計算添削も行っています。
今回の記事のテーマは「割引」です!
毎日の買い物などでも身近な「割引」、中学受験塾のカリキュラムでは「売買損益」という重要単元に含まれています。
この記事では、図を用いて「割引」の考え方を解説していきます。
割引とはなんなのか、本質を理解することで、問題の正答率が上がり応用も効くようになります。
ぜひ親子でチャレンジしてみてください!
「割」って何?
「割」とは歩合(ぶあい)という割合を表す表現の1つで、
1割は1/10を表しています。
なので、
2割=2/10
5割=5/10
7割=7/10
…
です。
例として、100円の3割はいくらにあたるか考えてみましょう。
3割=3/10なので、100円の3/10です。
100円の1/10が10円なので、3/10は30円ですね。
500円のお弁当を3割引きにするといくら?
次は問題を解きながら「割引」について考えてみましょう。
<問題1>
500円のお弁当に3割引のシールが貼ってありました。
お弁当はいくらですか。
考え方1. 3割を求めて引く
3割引きとは、もとの金額の3割が値引きされるという意味です。
3割=3/10なので、500円の3割は500円の3/10である150円ですね。
500円から150円値引きされるので、お弁当は350円です!
考え方2. 残った割合を考える
値引き後の金額に目を向けてみましょう。
500円の3割引きは、「500円から500円の3/10をひく」という意味なので、
「値引き後の金額は500円の7/10である」と言い換えることができます。
500円の7/10は350円なので、お弁当は350円と分かりますね。
4割引きで240円のケーキ、もとの値段はいくら?
次は、値引き後の金額からもとの金額を求める方法を考えてみましょう!
<問題2>
4割引になっていたケーキを買ったら240円でした。
もとの金額はいくらですか。
ここではひとつ前の「考え方2. 残った割合を考える」を利用しましょう。
4割引きは、「もとの金額の4/10をひく」という意味なので、
「値引き後の金額はもとの金額の6/10」と言い換えることができます。
もとの金額の6/10が240円ということは、1/10は40円です。
ということは、もとの金額は400円ですね!
まとめ
いかがだったでしょうか?
「割引」は前回の記事で紹介した「割合」に関連する内容ですが、なんとなくな理解で適当に式を立てて解いている子も少なくありません。
式を立てる練習をする前に、簡単な問題で
- 「割」の意味
- 「割引」とはどういうことなのか
を図を書きながら理解するのがおすすめです。
お子さんが割引の概念を理解ができていないなと感じたら、ぜひ一緒にこの記事を読んでみてください!
※記事の内容は執筆時点のものです
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