男の子に勉強のやる気を出させる! 家庭で取り組んで効果があった方法3つ
「なんで集中して勉強できないの」
子供たちに何度この言葉を言ったでしょうか。
筆者宅は男の子が2人ですが、勉強をするよう言ってから机に座るまでに時間がかかるのは普通で、机に座ってからもグズグズして勉強を投げ出すなんてこともしょっちゅうでした。ようやくドリルをやりはじめたと思ったら、鉛筆や定規で手遊びをはじめて、大好きな「ねりけし」づくりをはじめる始末……。
そのたびに「ほら、集中して」「ちゃんと勉強して」と言うのですが、私の声かけなんてどこ吹く風で、最終的には私の雷が落ちるというのがいつものパターン。
そんなある日、とあるWebサイトで「男の子は怒っても動かない」という記事を読んだことをきっかけに「怒ること以外でやる気を引き出してみよう!」とあれこれ試しながら、息子たちの気持ちを勉強に向かわせてきました。
思いつくものは何でも試したのですが、そのなかでも実際に男の子に勉強のやる気を出させるのに効果があった方法を3つご紹介します。
方法1:魔法の言葉「競争しよう!」
一概には言えませんが、男の子は競争することが好きな子が多いようです。そのため筆者宅では、ドリルをやるとき「競争しよう!」と言って、コピーしたドリルを私も一緒に解いていました。
競争となると途端に目を輝かせ「よし、やるぞ!」という表情で集中して取り組む子供たち。これは、集中が切れそうなときに気持ちを切り替えさせる効果もあったので、子供たちの勉強する様子をみて飽きてきたタイミングで「競争しよう!」と言っていました。
ただし、負けが続くとやる気をなくしてしまうので手加減して負けてあげたり、でもたまには勝ってみたりするさじ加減は必要です。
方法2:目標を持たせる
男の子のやる気スイッチを押すキーワードに「達成感」「自信」があるようです。何かを達成したという自信はやる気に直結するので大事にしてあげたいところです。
そこで筆者宅では、勉強をスタートする前に毎日小さな目標づくりをしていました。筆者宅の場合、子供たちがゲーム好きだったので「ドリルで80点以上だったら、30分ゲームをする」といった「ゲームか、うーん」と一瞬困ってしまう目標でしたが……。
何にせよ、子供が自分で目標をつくり、達成した場合どうするかを決めることが大事です。低学年の子なら、満点だったらご褒美シールを貼るでも効果あり。目標を達成できたことがわかる形で子供にフィードバックすることで、成功体験になりやる気にもつながります。
方法3:急かさずじっくり取り組む姿勢を褒める
男の子は好きなことには没頭してじっくり取り組む傾向にあるようです。親が見るとダラダラしてしまうように見えても、男の子にとってはそれが普通だったりします。そのため、勉強は十分に時間があるときにして、「早く」と急かさずに、見守ることも大切です。
筆者宅では計算ドリルではなく、じっくり考えて解くタイプの問題集を使い、取り組む姿勢を褒めて気持ちを勉強に向かわせるのも効果的でした。
男の子と女の子で勉強のやる気スイッチは違う?
一概には言えませんが、勉強においても男の子と女の子のやる気スイッチは違うようです。私自身、自分が女性なので息子たちにも「こうしたらやる気になるだろう」と思って試したことが「効果なし」という経験も多くありました。
はじめに書いた「競争しよう!」という言葉は、私が子供のときに言われても、決してやる気にはならなかった言葉ですし、もし私自身が子供だったらもっと違うアプローチをしてほしいと思ったに違いありません。
性別よりもその子の性格が大きく影響する場合もあるでしょう。ですが、子供が勉強にやる気が出ないときのアプローチ方法はたくさん持っていて損することはありません。「男の子だから」という視点も1つのアプローチ方法です。親としては、やる気が出ないことを、頭ごなしに怒るのではなく、「どうしたらやる気を引き出せるか?」を考えるのが大切なのだと思います。楽しみながら、試しながら、子供のやる気を引き出していきましょう!
※記事の内容は執筆時点のものです
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