中学受験ノウハウ 志望校選び

[中学受験]知らないと損する学校説明会のポイント

2018年7月04日 石井知哉

中学受験の志望校選びに大いに役立つのが、学校説明会です。特に夏以降は多くの学校が各種のイベントを開催します。そこで、説明会について知っておくべきポイントをまとめました。

これだけある! 説明会のさまざま

一口に「説明会」と言っても、様々な種類があります。それぞれの特徴を踏まえたうえで、参加すると効果的です。

【1】学校説明会

学校説明会では、参加者は講堂や体育館、アリーナなどに集まります。そこでスライドやパンフレットなどの資料を用いた、学校の教育理念や方針、授業の特徴、カリキュラム、進学実績などの説明を受けます。授業や部活動などの生徒たちの1日の様子を中心に、学校生活を紹介するビデオが流されることもあります。年間に複数回開催されるのが通例で、最も頻繁に行われます。

【2】オープンキャンパス

受験を考えている小学生向けの、学校に1日体験入学できるイベントです。在校生に混ざって実際に授業を受けたりクラブ活動に参加したりすることができます。理科の実験や特別授業など、学校の特色を活かした体験型活動に参加し、中学校の生徒や先生たちと実際に交流できるのが大きな特徴です。最近は制服の試着などができる学校もあるようです。

【3】授業公開

その学校の普段の授業をそのまま参観できるイベントです。授業中の生徒たちのありのままの姿、雰囲気を知ることができます。授業前後の休み時間の様子や、校舎内の様子を見ることもできます。年間を通じても、回数はそう多くはありません。

【4】合同説明会

多くの学校が1箇所の会場に集まるイベントです。学校ごとのブースに分かれており、興味がある学校のブースで担当の先生と話し、資料をもらいます。1日にたくさんの学校のブースを見て回れるので、まだ志望校が固まっていない場合には、効率良く情報を集められます。ただし、学校内で開催されるイベントと違い、設備や生徒の様子などを知ることはできません。合同説明会をきっかけにして、より詳しく知りたいと思った学校の個々の説明会に足を運ぶのが望ましい流れです。

上記のいずれのイベントでも、たいていは個別相談の場があり、疑問に思う点や気になる点を相談することができます。

イベントへの参加には事前の予約が必要なこともありますし、定員に達ししだい締め切られることもあります。気になる学校のWebサイトはブックマークしておき、定期的にイベント情報をチェックすることをおすすめします。

説明会に参加するメリット

こういったイベントでは、「学校の生の姿」を体感できることが何よりも大きなメリットです。「せっかくがんばって合格したのに、入学してみたら、こんなはずじゃなかったということばかり……」というのは避けたいもの。そんな後悔がないように、志望校を選ぶ段階でその学校のことをよく知っておくことが大切です。

● 生徒たちの表情
● 先生たちの指導の様子
● 授業の雰囲気
● 部活動の活気
● 設備の充実度

これらは、パンフレットやWebサイトだけではわかりません。文字や写真には表れない「学校全体の姿」を感じ取れるのが、説明会に参加する最大のメリットです。

また、子供にとっては、説明会に参加することで「この学校に入りたい!」という意欲が高まり、受験勉強のモチベーションも上がります。また、イベントの中で、入試問題の出題の意図や受験勉強で注意すべき点などが解説されることもあり、実利的にも見逃せません。

 説明会、いつから行くのがベスト?

学校によっては、説明会を「6年生対象」「5年生対象」「4年生以下対象」と、学年別にしていることがあります。その学校を受験をするつもりなら「できる限り早く」参加するべきでしょう。すでに興味・関心を持った学校がある方は、その学校のWebサイトでイベント日程をチェックしてください。

子供が低学年のうちは、学校説明会は親だけの参加でも十分ですが、オープンキャンパスには主役となる子供も必ず参加させたいものです。オープンキャンスはとくに日程が限られているので、いちどチャンスを逃すと「次は1年後」なんてことにもなりかねません。注意してください。

中学受験の学校選びは、3年間ないし6年間を過ごす場所を選ぶということ。子供の人生を大きく左右する可能性があるわけですから、実際に親子で足を運び、よく知ったうえで気に入った中学校を選ぶべきです。学校説明会はそのための最高の機会ですから、ぜひ賢く活用してほしいと思います。

※記事の内容は執筆時点のものです

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