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【中学受験】面接の質問で陥りがちな失敗と、失敗しないためのポイント

2018年10月16日 石井知哉

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中学受験の面接試験でありがちな失敗と、その失敗を防ぐためのポイントについて解説します。

面接で陥りがちな「失敗パターン」

面接で陥りがちな失敗にはいくつかのパターンがあります。 ここでは、よくありがちな3つのパターンを紹介します。

[1]緊張し過ぎて頭が真っ白になる

面接官を前にして、緊張の余り心臓バクバク、冷や汗ダラダラ……、というパターンです。もちろん、面接に緊張はつきもの。合格・不合格のかかる状況の中で、初対面の大人が相手なら緊張も当然です。そこは面接官も理解しているので、言い澱んだり、言葉がつっかえたり、噛んだりしても、減点はしません。

しかし、緊張しすぎて質問に対して無言になったり、支離滅裂な回答をしたりと、コミュニケーションが成立しないようだと、不合格になるおそれがあります。

[2]話を盛り過ぎてツッコミでボロが出る

自分を良く見せようとウソをついたり実態と異なることを話したりした結果、ツッコんだ質問をされて動揺し、その後グダグダになってしまう……、というパターンです。

アピールのための多少の誇張は許されますが、ウソや真実と異なる内容は簡単にわかります。特に、小学校の成績や活動(クラブ活動、委員会活動、児童会活動など)、出欠状況(欠席、遅刻、早退の日数)については、調査書に明記されているのですぐにわかります。

[3]素を出し過ぎる

緊張感なく度を越えて素が出てしまった……、というパターンです。面接官は受験生の「ありのままの姿」を見たいので、リラックスできるように笑顔を向けてくれたり、「緊張しないで答えてくださいね」と言ってくれたりします。

これで緊張の糸が解けてしまうと、いすに座る姿勢が崩れたり、くだけすぎた言葉で話したりと、自分の家にいるかのように振舞ってしまうことがあります。面接官がくだけた言葉遣いをすることもありますが、それに合わせ話し続けるのもありがちな失敗です。

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石井知哉

石井知哉

  • この記事の著者

株式会社QLEA教育事業部部長。教育系Webサイト「School Post」を主宰。2000年、早稲田大学第一文学部 哲学科卒業。東京都の塾業界にて指導歴20年以上。現在は、東京都大田区で個別指導塾2校舎の教務・運営を統括する傍ら、千代田区麹町に超少人数制個人指導道場「合格ゼミ」を開設。豊富な実践経験に裏付けられた独自の理論とメソッドに基づき、小学校低学年から中・高・大学受験生、就職試験対策の指導にあたっている。幅広い学年・学力層・教科を対象に、個々の成長を最大限引き出す指導を得意とする。