桜蔭中学校・高等学校(以下桜蔭)を目指し、小3から大手受験塾・SAPIXに通ってコツコツと勉強を続けてきた鈴木愛美さん(仮名・中学生)。何度かスランプもありましたが、そのたびに両親のきめ細やかなサポートで乗り越えてきました。しかし、いよいよラストスパートをかけはじめた6年生の1月、愛美さんに異変が……。受験直前の危機を、親子はどう乗り越えたのでしょうか。
- 子どもに中学受験を望む理由とは
- 医師になるための最短ルートが難関中学受験だった
- 「αクラスに居続ける」が一家の目標に
- 勉強量の多さにつまずき、答えを写すように……
- 桜蔭に合格すれば上位50%でも夢がかなう!
- 受験1か月前のストレス! プレッシャーで眉毛を抜きはじめた娘
- 埼玉受験ではテレビクルーの取材を受ける余裕も
- 答案用紙に名前を書き忘れた…まさかの失敗にあわてる
- 熾烈な戦いを勝ち抜いた娘は本当にすごかった
桜蔭に合格すれば上位50%でも夢がかなう!
小さいころからの医師になりたいという夢をかなえるため、女子御三家のトップ・桜蔭を目指してきた愛美さん。そんな愛美さんも、一時期は自由な校風の女子学院中学にも惹かれていました。もともと活発なところのあった愛美さんは、女子学院を見学して、心が揺らいだようです。愛美さんの気持ちを理解しつつも、父親の誠二さん(仮名)は、こう話したと言います。