親の関わり方#1 教育方針を決める|学ぶ力を伸ばす「合格する親子の勉強」
どんな社会人になってほしいかをイメージして教育方針を決める
― Point ―
子どもが大人になった遠くまでの目で見て教育方針を決める
「うちの教育方針は、どうやって決めたらいいだろう…」
「○○さんの家庭ではああしているけれど、うちとはタイプが違う気がする…」
こんなふうに悩むことはありませんか?
教育方針とは、将来的にどんな大人になってほしいかをイメージし、そのためにどんなふうに子どもを育てていくかという、家庭でのルールを決めるものです。
どんな大人になってほしいかを決めるときには、現在の子どもの性格と大きくかけ離れたイメージをもつのではなく、もともとの性格も活かしたうえで、さらにこんな大人になってほしいな――という目で決めるのがおすすめです。
たとえば、積極的で向上心があるタイプなら、早くから競争慣れしておくために、優秀な人が集まる学校を受験させるという選択があります。社交的でおだやかな性格であれば、すぐに厳しい競争のなかに放り込んで競わせようとするよりも、まずは周囲との関係を大事にしながら勉強ができる環境を整えてあげるとよいでしょう。そのなかで勉強が少しでも好きになっていって、結果として難関校や難関大学に行けたらいい、と決めることができます。
私の教え子のなかに、習い事も塾も自分で決めたいという意思の強い女の子がいました。その子の家庭の教育方針は、「節目節目の進路の選択は、自分で決めさせていく」というものでした。結果、受験する学校もすべて自分で決め、それを貫き通し続けています。
教育方針がぶれない家庭は、子どもの伸びしろも大きいのです。
※記事の内容は執筆時点のものです
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