中学受験ノウハウ 塾選び

【中学受験】子供の性格にあった個別指導塾とは

2019年6月01日 稲石加奈

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子供の性格によって、塾の向き不向きは変わってきます。この記事では、個別指導塾を選ぶときに気をつけたいことを、子供の性格ごとに紹介します。

おしゃべり好きな子供にあった個別指導塾

授業中についおしゃべりが多くなる子供の場合、指導役の塾講師とは別に、監督役の塾講師がいる個別指導塾をおすすめします。大学生アルバイトをメインに採用している個別指導塾では、指導を監督するベテラン塾講師を教室内に常時待機させているところがあります。授業が脱線したときも、すぐ間に入ってくれるため安心です。

「わからない」と言えない子供にあった個別指導塾

子供が「わからない」と言えないのであれば、テストや模試を高い頻度で実施する個別指導塾を選んではどうでしょうか。

テスト結果をデータ化してくれる個別指導塾であれば、子供のわからない箇所が一目瞭然です。また「チューター制度」を設けていて、子供が相談できる窓口を用意している塾を選ぶという選択肢もあります。塾講師の解説には「わからない」と言えない子供であっても、チューターが相手であれば本心を話しやすいものです。

チューターの仕事の範囲は塾によって異なりますが、演習の採点や学習相談を担っているケースが多いです。生徒の「わからない」を塾講師にフィードバックしてくれますので、指導にも反映されます。

計画性のない子供にあった個別指導塾

勉強を長期的なスパンでとらえられず、目の前の問題を解いて満足してしまう子供は少なくありません。学習スケジュールをアプリやWebのマイページで管理してくれる個別指導塾を選びましょう。学習の進捗状況を塾と家庭で共有できるため、保護者が安心できるという点でもおすすめです。

ぼんやりしやすい子供にあった個別指導塾

せっかく個別指導塾に通っていても、ところどころ意識が飛んでしまう子供がいます。その場合は映像授業を個別に受講するタイプの塾に通ってはどうでしょうか。集中を欠いていた箇所があっても、映像を巻き戻して見返すことができます。

さぼり癖のある子供にあった個別指導塾

一応塾には来るものの、さぼり癖があり宿題をあまりやらないという子供の場合、通常の個別指導塾では成績向上が難しいです。そうした子供は「義務自習制度」がある個別指導塾を選ぶのもよいでしょう。塾講師の監督下、自習室で勉強するよう義務付けられます。

勉強に興味をもてない子供にあった個別指導塾

個別指導塾のなかには、体験型学習を取り入れているところがあります。授業を受けに行くだけでなく、理科の実験や社会見学をすることができます。

個別指導塾は友達との関わりが少ないので、集団授業より「勉強ばかりでつまらない」という意識を持つ子供が多いです。しかし、体験型学習を取り入れた塾であれば、多くの刺激を得られるでしょう。

高い向学心をもつ子供にあった個別指導塾

個別指導塾は、「集団授業でついていけない子供の学習フォロー」という認識が一般的かもしれません。しかし、なかには高い進学実績を掲げて、難関校合格を目指す子供のみを受けいれている個別指導塾もあります。入塾試験を通して、個別指導塾側が生徒を選別しているケースが多いです。

性格にあった個別指導塾で子供の力を引き出そう

個別指導塾の取り組みというと、生徒に合わせて作成する「オーダーメイドカリキュラム」、生徒ごとの自信を育てる「スモールステップ方式」が代表的ですが、それ以外にも生徒のニーズに応えてさまざまな試みがされています。

子供の性格にあった個別指導塾を探してみてください。無料の体験授業があれば参加してみて、子供にあうかどうかチェックすることをおすすめします。

※記事の内容は執筆時点のものです

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