中学受験ノウハウ 習慣づけ

テストの「もったいない失点」を減らす!ラスト5分の使い方

2022年6月18日 濱野奈津子

採点されて返ってきた子供のテストを見ると、想定以下の点数……解けるはずなのに手をつけていない問題もちらほら。「実力はあるのに」と歯がゆい思いをしたことがある親御さんは多いと思います。

実は大人にとっては常識でも、「ラスト5分」の使い方を知らないばかりに、テストの結果が振るわないお子さんが多いです。今回は、テストを受けるときに知っておきたい「ラスト5分」の使い方をいくつか紹介します。

「ラスト5分」の使い方 ―― 解ける問題を見つける

ラスト5分になって問題をすべて解き終えていなければ、残っている問題を確認するようにします。そして、「これなら簡単に解けそうだ!」という問題に取り組みます。

大問の1問目と2問目は解けることが多い

解けそうな問題を探すときは、大問の1問目と2問目で手をつけていない問題を見つけましょう。大問は、「1問目と2問目は基本的な内容を問う」「3問目以降で発展的な内容を問う」というものが多いからです。

知識問題には必ず目を通す

知っていれば解ける単純な知識問題を取りこぼすのはもったいないことです。そして、テストの後半に知識問題が出題されることは珍しくありません。とくに社会や理科の文章穴埋め問題は、知識があればすぐに解けるので得点チャンスです。

問題をはじめから順番に解く子供がいますが、なかなか解き進められず、うしろの簡単な問題に気づかないことがあります。残り5分になったら、問題用紙を最後までめくって「解ける問題がないか」を確認するようにしましょう。

「ラスト5分」の使い方 ―― 解けそうな問題がなければ、見直しの時間にあてる

「残りの問題を見ても解けそうな問題がない……」そんなときは見直しの時間にあてるようにします。難しい問題を粘りたい気持ちもあるかもしれませんが、解けなかったらその問題は0点です。見直しをしてミスに気づけば、難しい問題に取り組むよりも短時間で点数を上乗せできます。

問題文を読み直す

見直しでは、問題文を最後までしっかり読むようにします。テストの解き始めは、「はやく解き進めたい」と気持ちが焦っているので、問題文の大切な箇所を読み飛ばしてしまっている可能性があるからです。

とくに、「正しい選択肢」を選ぶのに「正しくない選択肢」を選んでしまった、というのはよくある話です。ほかにも、「ひとつ選ぶ/すべて選ぶ」「文章中の言葉を抜き出し/文章中の言葉を使って」などは引っかかりやすい問題文なので、注意しましょう。

計算問題の検算

算数テストの見直しでは、計算問題の検算をしましょう。計算問題は、ミスさえしなければ得点につながりやすいためです。あとで見直しをすることを意識して、計算過程をわかりやすく書いておくと良いですね。テストの終了時刻が近づいても、焦ることなく検算できます。

ちなみに、社会や理科のテストでも計算問題が出てくることがあります。大問の場合、最初の簡単な計算を間違えると次の問題も正解できないことがよく見受けられるので、「計算ミスがないか」は見直しの時点で改めて確認しましょう。おすすすめは、「科目にかかわらず計算問題は2回以上検算すること」を習慣にすることです。

「ラスト5分」の使い方を知って得点アップを

テストで思うように点数が上がらない場合は、「ラスト5分」の使い方を子供が知らない可能性があります。5分は短いようで、実はできることがたくさんあります。この記事を参考に、ぜひ次のテストから実践してみてください。

※記事の内容は執筆時点のものです

この記事の著者

小中高の12年間を女子校で過ごす。女子学院高校卒業後、早稲田大学に進学。在学中に大手中学受験塾にて3年間生徒をサポートし、小学5年生の家庭教師経験も持つ。「子どもが自主的に勉強に取り組みたくなる」「勉強は楽しい」と思ってもらうきっかけ作りが得意。