
勉強習慣・生活習慣#9 自分で準備する習慣をつける|学ぶ力を伸ばす「合格する親子の勉強」
習い事や塾の授業の日程は自分で調べさせる
― Point ―
「自主性」を育てるチャンスになる
親から見て、子どもの行動は遅く映ります。「まだできていないの?」「このままだと遅れてしまう」と、気になりますね。
そんなとき、親がやってしまったほうが早いのですが、そこはぐっとこらえて、たとえちょっと遅刻をしてしまったとしても、自分で準備をする習慣をつけさせたいところです。
「自主性」とは、やるべきことがわかっていて、それを人から言われなくても自分でできることです。自主性に乏しい子は、自分のスケジュールをまったく把握していなかったりします。親が言った通りの場所に行き、勉強をしたり習い事をしたり、模擬試験を受けています。
親が先回りして準備や指示を出すため、子どもには安心感がありますが、これではいつまでたっても自主性は身につきません。そして、この習慣が常習化したあとになって、「うちの子は自主性がない」と嘆く親御さんが多いのです。
子育てにはよくあることですが、よかれと思ってやったことが、結果的に子どもの自立を妨げてしまうのは、とても残念なことです。
いつ何があるのか、どこに行くのかといったことはリスト化させて、子ども自身に予定を確認するようにさせましょう。
特別なことをしなくても、それだけで十分に自主性は身についていきます。
※記事の内容は執筆時点のものです
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