中学受験ノウハウ 通塾の悩み

親が導く! 心得ておきたい、中学受験における塾とのかかわり方 (1ページ目)


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「中学受験は親の受験」といわれるほど親の力が大きいもの。ですが、同時に大手進学塾のカリキュラムにのっとって学習を進めていくのが一般的でもあります。つまり中学受験は親と塾、この2つの影響が非常に大きいのです。いくら双方でサポートしたからといって、親と塾が違う方向を向いていては子供の力を最大限に引き出すことはできません。中学受験における理想は、親と塾が協力関係となり子供を導くことです。

塾とは協力関係であることを心得る

「塾にとっては成績上位者以外はお客さまっていうし、すべての子をサポートしてはくれないでしょ」などという声も聞こえてきます。そのように塾の商業的な面を揶揄する声もありますが、私の塾講師経験上、塾がそこまで商業主義に傾いているようには思いません。ただ講師も人間なので、つい気にかけてしまう生徒がいたり、逆に少し敬遠したり放っておいてしまう子がいるのは事実です。

親がどういう心得でいれば、塾と協力して子供の中学受験を成功に近付けることができるのでしょうか。親が塾とうまく協力関係を築くために普段から親が心得ておきたいことを、具体的な親のNG行動とOK行動にしてまとめました。

親のNG行動3つ

子供の中学受験を成功に導くよい塾との関係は「協力関係」です。そのため次のような協力関係を壊すような態度はNGです。

「子供の成績があがらない」と文句をいう

高いお金を払っていて効果がでなければ文句の1つもいいたくなるのは分かりますが、子供の成績があがらないと文句をいうのは逆効果。塾と親は協力しあって子供を合格に導かなければいけないのに、一方的に文句をいえば協力関係どころではありません。

子供の欠席や遅刻の連絡が遅い

子供が塾を欠席・遅刻する場合は塾へ事前連絡するのがルールです。子供に関する連絡が遅いと、「この親は子供に興味がないのかな」と思われがちですし、塾を軽視しているともとられかねません。

塾の催しものに全く出席しない

塾の保護者会や面談に全欠席だと、塾側は「親も子供の学習に興味がない」とみなしがちですし、そうなると「親は子供の成績に無関心だからこの子は手をかけなくても大丈夫かな」と思われてしまう危険があるので注意したいところです。

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