親が導く! 心得ておきたい、中学受験における塾とのかかわり方 (2ページ目)
親のOK行動は?
それでは、塾とうまく付き合い、子供の能力を最大限に引き出すために、親はどのような行動を心掛ければいいでしょうか? 具体的なOK行動を書いていきたいと思います。
普段から最低限守っておきたいこと
まずは普段から最低限守っておきたいことです。
・子供が授業に遅れる、または欠席するときは、事前に(授業が始まる前に)連絡する
・提出物の記入漏れはないよう気を付け、必ず期限を守る(親子とも)
・挨拶をしっかりするなど礼儀正しい態度を心掛ける
・塾の催し物に出る場合は時間を守る。欠席する場合は連絡を忘れずに
親が普段子供に伝えているはずのこと、「提出物の期限を守る。決められた集まりには出る。時間を守る。挨拶は大きな声で」などは親もしっかり意識してやっていくべきところです。親も塾の「お客さま」という気持ちではなく、主体的に塾に関わる態度でいることが大事です。
学習面で心得たいこと
学習面ではどのような心得でいることがうまく塾と付き合うポイントでしょうか。ポイントは上記項目のような最低限のルールを守りながら、塾側には「上手に」要求を伝えることです。
・塾を訪れたときに、担当講師に対して子供に関するちょっとした質問をするなど、講師とのコミュニケーションを心掛ける
・面談などでは要求に偏らず、塾側の話もきちんと聞き実行に移す
・子供の学習相談をする場合は、できるだけ具体的な質問をする
・子供の成績面の目標などは具体的な数値を示すなど、曖昧な表現は避ける
子供の成績があがらない場合は子供の苦手項目と今後の目標を提示するなど、「具体的なアドバイス」をもらえるよう心掛けるのが大事です。そうすることで、講師と親の双方がその子の抱える問題点を共有できるようになりますし、講師も具体的なアドバイスをしやすくなります。
中学受験における塾とのかかわり方でポイントになるのは「塾と協力して」子供に接していくことです。そのためには親と塾双方が同じ目的でいることや、問題点を共有することが重要になってきます。
経験上、親が子供の学習面に注意を払っている場合は、講師も「この子はしっかり見てあげなければ」と気が引き締まるものです。それが行き過ぎると逆効果ですが、塾の効果を最大限に引き出すためには親の行動も大切だということを心得て子供をフォローしていきましょう。
あっぷー
男子2人の母です。長男が小学2年生の時に家庭学習をはじめ、現在中学受験に取り組んでいます。家庭学習や、中学受験の体験記をブログ「すたろぐ」で発信しています。
すたろぐ | 小学生の家庭学習 情報ブログ
http://m4688.com/
※記事の内容は執筆時点のものです
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