中学受験ノウハウ 親の関わり方

[私立中学]子供が進学したら、保護者はどれくらい学校に関わるの?役員の仕事や、学校へ行く頻度を紹介

2019年6月26日 市川 いずみ

中学受験の志望校選びでは、子供の進路を中心に考えて学校の情報収集をします。しかし、中学校に関わるのは子供だけでありません。まだまだ子供が中学生の段階では、中学校と連携をとりつつ、保護者も主体となって子供をサポートする必要があります。今回は、保護者が私立中学にどのように関わっていくのかお伝えします。

私立中学の役員について

小学校の「役員」に悩んでいる方は多いと思います。わたしも、息子が小学生のときにクラスの役員決めでトラブルが多発し、「PTA」「一人一役制」について議論が続いたことがあります。そして小学校の役員が一段落したのも束の間、私立中学でも役員があることを知りました。小学校の役員とはいくつか違うことがあるので紹介します。

役員の仕事

役員の呼び方は、中学校ごとに異なります。「PTA」「父母会」「理事会」など名称はさまざまですが、本部役員やクラス役員があるのは共通しているようです。

あくまで一例ですが、仕事内容は以下の通りです。

・勉強会や講演会の企画、運営
・広報
・文化祭の出店
・制服リサイクル、バザー
・クラス茶話会の開催
・卒業祝賀会

子供のサポートというより、「保護者同士のコミュニケーションを円滑にするお手伝い」といった印象ですね。

役員の任期

小学校の役員任期が1年間だったので、中学校の役員も同じく1年間と思い込んでいました。しかし、1年で交代しない中学校や、なかには中学1年時に決まった役員を6年間引き受ける中学校もあることを知り驚きました。役員を引き受ける予定があるならば、「知らなかった!」ということがないように、事前に任期について確認しておくことをおすすめします。

役員の決め方

私立中学のクラス役員は、以下の決め方が多いようです。

・クラス懇談会で立候補
・事前アンケートで希望を確認
・学校側からの声掛け(子供が成績上位、保護者が学校のOB、兄姉も通っている)

息子の中学校は、クラス懇談会の立候補で役員を決めました。もし立候補がいなければ、抽選で決めることもあります。

保護者の親睦会について

年に2~3回、保護者同士の親睦会が開催される中学校が多いようです。息子の学校では、クラス役員の方が企画をする親睦会があり、学校の教室で担任を交え、お弁当とお茶が用意されます。くじ引きで席を決めるため、はじめは知り合いがいなくても不安はありませんでした。先生が時間を区切ってテーブルをまわるので、普段できない話ができる貴重な時間です。

懇親会は貴重な情報収集の機会

懇親会は、保護者だけで開催することもありますし、学年最後のときは先生を交えた食事会となったこともあります。懇親会が始まるまえは「会費は?服装は?」と心配しますが、会が始まると関心はやはり子供のこと。周りの保護者の方たちも、子供のことについて熱心に聞きたい方が多いように感じました。

親睦会は、「子供は家でどんな様子か」「困っていることの対処法」など、同じ反抗期の子供をもつ保護者として悩みが共有できる心強い場です。また、子供が学校のことを話すことが少なくなるので、親睦会で先生や保護者の方たちと交流すると、「なんの話?」「えっ?子供から聞いてない」という話も次々とでてきます。情報収集の一環として懇親会に参加するのもおすすめですよ。

そのほかで保護者が中学校に関わること

役員や保護者親睦会以外にも保護者が中学校に関わることがあります。

手作り品が必要な中学校も

保護者が何かを手作りする必要がある中学校もあります。志望校の学校見学をしたとき、生徒たちが使っている布製のものに目が留まりました。「生徒の手作りかな?」と気になり先生に質問してみると、「保護者の方に手作りしていただいています」という返事が返ってきて、少し驚いたことがあります。

また、文化祭のバザーで親の手作り品を出品する学校や、バザー前に保護者が集まって制作する学校もあります。「えっ?幼稚園や小学校の話じゃないの?」と思うかもしれませんが、中学校のバザーに保護者が関わるところは意外に多い印象ですね。

「個別面談」以外は任意参加のことが多い

1年を通して、保護者が中学校に行くのは数回くらいです。「個別面談」以外は任意参加ということが多いので、頻繁に学校に行かないといけない、ということはありません。役員をしていなければ、保護者が顔をあわせる機会は少ないですね。

子供の中学校の様子は、「担任の先生との個別面談」「学年全体の保護者会」「授業参観」「学校行事(体育祭・文化祭・音楽祭など)」「保護者向けの勉強会やイベント」などで知ることができます。また、部活の保護者会が開催されることもあります。

知っておくと安心!?説明会や文化祭で「保護者の関わり」を聞いてみるとよいかも

息子の受験にあたって、多くの学校説明会に参加しましたが、「入試内容」「学校方針」「生徒活動」といった説明はあるものの、「保護者の関わり」について説明してくれる中学校はほぼありませんでした。

わたしは「いつか役員をやってみたいな」と考えていたので、長女の学校見学に行ったときに保護者の関わりについて直接質問してみたことがあります。すると、以下のように丁寧に回答してくださる中学校が多かったです。

・役員決めは立候補が多いので揉めることはありません
・お仕事されている方も多いのでイベントの参加は無理強いしていません
・コミュニケーションが苦手な方、家庭の都合がある方もいらっしゃいますので、保護者の集まりは強制ではありません

また文化祭も、保護者の関わりについて知ることができるよい機会です。「制服リサイクル」「バザー」「手作り品販売」「喫茶室」など、保護者が主催するコーナーがあればのぞいてみて、気になることは質問してみてください。

学校選びはあくまで子供が楽しく通えることが大前提であって、保護者の事情が色濃く反映されるものではないと思います。しかし、入学前に保護者の役割について知ることで、心の余裕が生まれるのも事実です。この記事を参考に、保護者の関わりにも目を向けてみてはいかがでしょうか。

※記事の内容は執筆時点のものです

この記事の著者

息子と娘2人の母です。凸凹の特性がある息子の中学受験が終了し、中高一貫校へ進学。現在は娘が中学受験に取り組んでいます。家庭学習、小中学校の生活、子育てについて日々の情報を発信しています。

中学受験体験・子育て情報ブログ「市川さんのおうちスタイル」
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