中学受験ノウハウ 勉強法

テストでよい点数をとったときに気をつけたいこと

2019年6月26日 稲石加奈

テストでよい点数をとると、子供だけでなく親も嬉しいですよね。しかし喜びも束の間、次のテストがやってきます。今回は、テストでよい点数をとったときに気をつけたいことを紹介します。

テスト直後に行いたいこと

よい点をとった場合も分析が大切です。「なぜよい点数がとれたのか」を振り返っておきましょう。

よい点数につながった理由を振り返る

・塾の自習室を利用していたことがよかった
・家庭学習の習慣がついていたことがよかった
・講師に質問に行くサイクルができていたことがよかった

このように、よかったと思うことを箇条書きにします。そして、次回も同様のやり方で取り組むのがおすすめです。よい点数をとった背景には、理由があるものです。書き出すことで、成果が出た理由を親子で確認しあえます。よい勉強習慣をどうすれば保ち続けられるか考えてみてください。

ミスは見過ごさず、分析・解き直しを

よい点数をとるとそれで満足してしまう子供は多いです。喜ぶことも大切ですが、ミスした箇所があれば、しっかりと向き合いましょう。

テストは「どこがわかっていないのか」を理解するために行うものです。たとえば、算数の問題で、ミスしたところがあれば、問題の解き方を振り返ったり、落ち着いた状態でもう一度解き直したりするようにします。

ミスした問題は宝ともいえます。ミスの原因を突き止めるため、基本の問題に戻る、あるいはミスした問題の類題を解き直すことで、実力アップが可能です。問題を探すのが難しい場合は、ぜひ塾の先生に相談してください。ミスの原因がわかって、力がついたと思ったら、なにも見ずに類題を解けるか試してみましょう。

次のテストに向けて気をつけたいこと

よい成績をとると、気を緩めて勉強のペースを落としてしまう子がいます。

勉強のペースを崩さない

テストはあくまでひとつの通過点ですから、テスト後にペースを落とさないように、コツコツと勉強を継続できる仕組みを整えることが大切です。「次のテストに向けた勉強計画」を立てておきましょう。

よい点数をとって気が緩んでしまうのもよくありませんが、「今回のテストで調子がよかったから、もっと頑張る!」と息巻いて、予定をギュウギュウに詰めるのも考えものです。ひと休みする余裕は入れつつ、ペースを崩さないスケジュールを目指しましょう。

得意分野ばかりを勉強しない

得意分野のテストでよい点数が出ると、「もっとよい点数をとろう」とはりきり、得意分野に偏った勉強をしてしまう子がたくさんいます。テスト後は、テスト勉強に追われずにすむ貴重な時期ですから、苦手分野の克服にも取り組みたいところです。

苦手分野を克服するにあたっては、「この時期まで」と期限を区切ってください。算数や理科の苦手分野の克服は、一週間がひとつの目安です。塾講師の側としても、生徒が一週間頑張って成果を出せなければ、アプローチを変えてみようと考えます。

国語のように時間がかかる科目の場合は、「読解力アップ」のような大きな目標ではなく、「記述問題の文末を間違えない」などの具体的な目標を設定して、スモールステップ方式で取り組んでみてください。

結果を出せた勉強習慣を継続する

結果につながった勉強習慣は継続するようにしましょう。よい点数をとれたからといって油断せず、ひと休みしたあとはすぐに気持ちを切り替えて、確実にミスを潰し、実力不足の分野にも期限を決めて取りかかるようにしてください。

※記事の内容は執筆時点のものです

この記事の著者

フリーライター。大学卒業後、書店に勤務し、実用書や旅行書、新書等、幅広く売場を担当。書籍を扱うプロとして常にアンテナを張り、多岐にわたるジャンルに対して学びの姿勢を貫く。その後、医療系商社勤務を経て、難関中学受験をメインに据えた進学塾の講師を務める。出産を機に退職し、現在はフリーライターと双子の母を兼業中。台風のようなちびっ子たちに日々振り回されている。