連載 学ぶ力を伸ばす「合格する親子の勉強」

親の「言葉がけ」#16 子どもだけに集中しないように親は趣味を持つ|学ぶ力を伸ばす「合格する親子の勉強」

専門家・プロ
2020年4月14日 松本亘正

子どもに「よい勉強習慣」を身につけさせたい。そのために親ができることとは――。中学受験専門塾 ジーニアス 代表、松本亘正氏の著書『合格する親子のすごい勉強』から、わが子の学ぶ力を伸ばすヒントを紹介します。

自分と比べて子どもの出来が悪くて心配なときには……?

― Point ―

親自身が打ち込めるものを見つける

「自分はあんなにできたのに、なんでうちの子はできないんだろう……」
「こんなレベルで大丈夫なんだろうか……」

とくに親自身が優秀だった場合、こんなふうに、自分の子ども時代と子どもとを比べて心配になってしまうことがあります。

そんなときにおすすめなのは、親自身が打ち込める趣味を持つことです。

子どもに関わりすぎたり、子どもばかりに意識を集中するのをやめてしまいましょう。

そのほうが、「なんでできないの!?」「こんなところも間違えたの!?」「また勉強しなかったの!?」という不要なバトルが減ります。

とくに小学校受験や中学校受験の前の親の精神状態というのは、いつも通りにしているつもりでも、平静ではいられないものです。外から見ると、前のめりになっていたり、過度に思い詰めているように見えています。

そんな心の状態で子どもに接しても、子どももベストを尽くすことは難しいでしょう。

デッサンの教室でもヨガでも茶道でも何でもいいのです。自分の時間を意識的に持つことが、かえって子どもにとってプラスになります。

ただ、もし子どもが学校の授業にもついていけないという場合は、第三者の手を借りたほうがいいでしょう。

自分だけで悩んでも、時間だけが過ぎてしまうことがあります。学校の授業にもついていけない状態を親として認めたくない……、どうにかしたいけれどどうにもならない…というループに陥らないようにしましょう。

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※記事の内容は執筆時点のものです

この記事の著者
松本亘正 専門家・プロ

まつもとひろまさ|中学受験専門塾ジーニアス運営会社代表|ラ・サール中学高校を卒業後、慶應義塾大学在学中に中学受験専門塾ジーニアスを開校。現在は東中野・自由が丘・日吉・芝浦港南など、6校を展開している。「伸びない子はひとりもいない」をモットーに、少人数制で家族のように一人ひとりに寄り添う指導を徹底、毎年超難関校に合格者を輩出している。生徒は口コミと紹介だけで9割を超える。これまでののべ指導人数は2200名以上。第一志望校への合格率は一般的に25%といわれるなか、ジーニアスは約60%超の第一志望校合格率を誇る。中学受験だけでなく、高・大受験時、就職試験時、社会人になっても活きる勉強の仕方や考える力の育成などに、多くの支持が集まっている。