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家族で行きたい、中学受験にも役立つ観光スポット[青森編]

2019年7月31日 小林悠樹

本州最北端にある青森県は、津軽海峡を挟んで北海道と隣り合い、秋田県・岩手県とは陸続きで隣接しています。青森県の魅力は、農業や水産業が盛んで、おいしいものがたくさんあること。また、白神山地や十和田湖、恐山など、豊かな自然資源を活かした観光スポットも多く存在します。今回は、青森県の気候や観光スポット、グルメ情報を紹介します。

青森の地理・気候についてチェック

青森県は東北地方の県であると同時に、本州最北端の地でもあります。面積は全国で8番目に広く、人口は約125万人(2019年6月1日現在)です。それでは青森県の気候の特徴を確認していきましょう。

平均気温は10℃前後。奥羽山脈の東西で大きく気候が異なる

青森県があるのは北緯40~41度のあたりで、ニューヨークや北京、ローマなどと同程度の緯度に位置しています。年間の平均気温は10℃前後。南北に走る奥羽山脈によって東西を二分され、日本海側・太平洋側では気候が異なります。

冬の日本海側は冷たく湿った空気が流れ込み大雪を降らせる一方、山脈を越えた太平洋側には乾燥した風が吹き、比較的晴れ間があります。逆に夏は偏東風(ヤマセ) が吹くため、太平洋側は低温多湿の日が多くなるのが特徴です。

冬は防寒対策、夏は動きやすい格好で

青森県の冬は寒さがきびしいので、防寒対策が必要です。積雪地帯が多いため、防水加工のコートと長靴などの滑りにくいブーツを着用するのがおすすめ。

夏の晴れた日は暖かくなるので、薄手の動きやすい服装がいいでしょう。春と秋は昼と夜の寒暖差が大きいため、長袖のシャツや薄手のコートなど調節しやすい洋服があると重宝します。

中学受験にもつながる青森県のおすすめ観光名所

中学受験の勉強をかねて楽しめる、青森県の観光スポットを紹介します。

ブナの原生林「世界自然遺産・白神山地」

まず紹介するのは、1993年に世界自然遺産に登録された「白神山地」です。人の手が入っていないブナの原生林が、約13万ヘクタールにもわたって広がっています。この原生林は世界最大級の大きさを誇り、多様な生態系が残っているのが特徴です。

白神山地内には散策コースや登山コースが用意されているほか、ビジターセンターでは白神山地の自然について学ぶことができます。実際に訪れた人からは「樹木の香りが気持ちいい」「果てしない森は怖いくらい壮大」という声も。白神山地を訪れれば、雄大な自然に魅了されることうけあいです。

太宰ミュージアムで文学史の勉強。太宰治の生家も見学できる

青森駅から北西に車で1時間ほどのところにあるのが「太宰ミュージアム」。文豪・太宰治は青森県五所川原市にある金木村(かなぎむら)で生まれで、代表作には『走れメロス』『斜陽』『人間失格』などがあります。この金木の街全体が太宰ミュージアムになっており、太宰治の生家「斜陽館」を見学することができます。そのほか、太宰治の作品に登場するお寺や喫茶店など、ゆかりの地を巡る散歩を楽しめるのも魅力的です。

夏休みには東北三大祭りのひとつ「ねぶた祭り」を見に行こう

青森のお祭りといえば「ねぶた祭り」。秋田の竿燈(かんとう)まつり、宮城の七夕祭りと並んで、東北三大祭りに数えられます。高さ5メートル、幅9メートルの“ねぶた”の大きさは圧巻で、観光客でもハネト(祭りの踊り手)として参加ができるのがこのお祭りの魅力。毎年8月、2~7日の6日間にわたっておこなわれ、この祭りを見るために青森に旅行をする人も多いようです。タイミングが合えばぜひ一度、大迫力のねぶたの行列を見にいってみてはいかがでしょうか。

青森県の名産物・郷土料理を味わおう

青森県は自然の資源が豊富です。海の幸・山の幸、どちらにも恵まれているので、おもいきり青森の食を堪能しましょう。

海の幸が豊富。八戸港は全国有数の水揚げ高を誇る

八戸港は水揚げ量トップ10位に入る、全国有数の漁港です。イカやサバ、イワシなどがよく揚がり、新鮮な魚介類をいただくことができます。また、青森県の海の幸といえば「大間のマグロ」。通常のものよりも赤身と脂のバランスがよく、ピンクがかった美しい身が見た目にも美しい逸品です。下北半島の先にある大間漁港では津軽海峡で獲れるクロマグロ(通称:本マグロ)が水揚げされ、ブランドマグロとしての地位を確立しています。

青森には個性豊かな郷土料理がたくさん

青森にはさまざまな個性派郷土料理があるのをご存じでしょうか。たとえば、「いちご煮」。こちらは青森県階上町が発祥の、ウニとアワビを使った贅沢なお吸い物です。名前の由来は、薄く濁った汁に浮かぶウニが、「霧中にかすむ野いちご」に見えることから。

そのほかにも、南部せんべいを煮込む「せんべい汁」、ホタテの貝殻を鍋の代わりする「みそ貝焼き」など、個性豊かな料理がそろっています。 「郷に入ったら郷に従え」という言葉もありますので、青森旅行の際はぜひ郷土の味を楽しんでみてください。

青森の自然・文化・食を肌で感じよう

青森を訪れる際は、ぜひ自然の豊かさをその身で感じてみてください。青森の自然は季節によって見せる表情が大きく異なるのが特徴です。春は弘前城の桜、夏はねぶた祭り、秋は八甲田山の紅葉、冬は温泉やスキーなど、行くタイミングによっても楽しみ方が違ってきます。旅行を楽しみながら、勉強もできれば一石二鳥。今回ご紹介した観光スポットやご当地グルメの情報を、ぜひ青森旅行の計画に役立ててみてください。

※記事の内容は執筆時点のものです

この記事の著者

宮古島在住のフリーライター。1988年神奈川県生まれ。一橋大学卒業後、食品メーカーに勤務。結婚と妻の出産を機に、宮古島へ移住。宮古島で校正・執筆業に営む。学習教材の校正や、宮古島の観光情報誌・ウェブサイトなどで執筆。