中学受験ノウハウ 連載 親子で疲弊しない「ノビノビ中学受験」

模試の効果的な復習方法 ―― 親子で疲弊しない「ノビノビ中学受験」

専門家・プロ
2019年10月01日 やまかわ

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中学受験と聞くと、難関校を目指す受験がどうしてもイメージされます。しかし、そうではない、あるいはそのやり方に疑問をもつご家庭は少なくないでしょう。この連載では、『ゆる中学受験 ハッピーな合格を親子で目指す』の著者である亀山卓郎先生に、親子で疲弊しない中学受験をテーマにさまざまなお話を伺います。

模試を受けたあとに大事なことは、間違えた問題を復習することです。しかし、復習のやり方を間違えてしまうと、受験生のモチベーションや勉強の効率が下がってしまうことがあります。では、どのようにして復習するのが効果的なのでしょうか。今回は、「模試の効果的な復習方法」について解説します。

正答分析をベースに模試の復習をすすめる

入試が近づくと、私の塾の生徒は首都圏模試を毎月受験します。首都圏模試は正答率が発表されるため、点数や偏差値、志望校の合格率とともに、一問一問の正答分析ができます。正答分析というのは、一問ごとの正解・不正解にくわえ、「受験生全体の正答率が何%だったのか」ということを比較して、分析することです。

私が推奨している模試の復習方法は、正答率が50%を超えている問題で「×」がついたものを解き直すことです。

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亀山卓郎

亀山卓郎

  • 専門家・プロ

かめやま たくろう|明治学院高等学校、成城大学卒業。大手塾・個人塾などで教務経験を積んだ後、2007年に転居のため千葉県及び江戸川区の塾を閉鎖し、台東区上野桜木で「進学個別桜学舎」をスタート。首都圏模試の偏差値で60を切る学校への指導を専門に「親子で疲弊しないノビノビ受験」を提唱している。第一薬科大学付属高校上野桜木学習センター長。YouTube「下町塾長会議」構成員。著書「ゆる中学受験ハッピーな合格を親子で目指す」(現代書林)、「めんどうな中学生(わが子)を上手に育てる教科書」(ブックトリップ)、構成・問題監修「LIZ LISA Study Series中1/中2」、監修「おっぱっぴー小学校算数ドリル」(KADOKAWA)

やまかわ

  • この記事の著者

編集・ライター。学生時代から都内で6年間塾講師を務める。塾講師時代は、おもに作文・国語・英語の科目を担当。小学生から中学生までの指導にあたる。現在は編集・ライターとして教育関連をはじめ、街歩き・グルメ記事の執筆取材をおこなう。