中学受験ノウハウ 連載 親子で疲弊しない「ノビノビ中学受験」

「情報」との向き合い方 ―― 親子で疲弊しない「ノビノビ中学受験」

専門家・プロ
2019年9月17日 やまかわ

0
中学受験と聞くと、難関校を目指す受験がどうしてもイメージされます。しかし、そうではない、あるいはそのやり方に疑問をもつご家庭は少なくないでしょう。この連載では、『ゆる中学受験 ハッピーな合格を親子で目指す』の著者である亀山卓郎先生に、親子で疲弊しない中学受験をテーマにさまざまなお話を伺います。

中学受験には、さまざまな情報があふれています。受験生も、保護者も、情報を正しく捉えることは非常に大切です。今回は「情報」との向き合い方について解説します。

Contents [hide]

  • 子どもによって違う、情報を捉える力
    • 知識の吸収がはやい子は、講義中心の大手塾
    • 知識の吸収に時間がかかる子は、少人数の塾
    • 子どもに適した塾選びをするために
  • 情報に振り回されてしまう親御さんが少なくない
    • 情報を鵜呑みにしてしまう
    • 「自分の価値観」を、子どもに押しつけてしまう
  • 中学受験情報との向き合い方
    • 子どもとの接し方がわからなくなった場合
    • 情報はわが子に合わせてアレンジする
  • 情報を正しく活用できているか振り返る

子どもによって違う、情報を捉える力

中学受験生にとっての「情報」とは、勉強して得られる「知識」を指します。塾の授業で学ぶということは、野球のノックに似ています。飛んできたボールを正しいフォームで捕えることで実力がついていくように、授業で出てきた情報を正しく理解することで知識が蓄えられるのです。

続きは会員の方のみご覧いただけます

0
亀山卓郎

亀山卓郎

  • 専門家・プロ

かめやま たくろう|明治学院高等学校、成城大学卒業。大手塾・個人塾などで教務経験を積んだ後、2007年に転居のため千葉県及び江戸川区の塾を閉鎖し、台東区上野桜木で「進学個別桜学舎」をスタート。首都圏模試の偏差値で60を切る学校への指導を専門に「親子で疲弊しないノビノビ受験」を提唱している。第一薬科大学付属高校上野桜木学習センター長。YouTube「下町塾長会議」構成員。著書「ゆる中学受験ハッピーな合格を親子で目指す」(現代書林)、「めんどうな中学生(わが子)を上手に育てる教科書」(ブックトリップ)、構成・問題監修「LIZ LISA Study Series中1/中2」、監修「おっぱっぴー小学校算数ドリル」(KADOKAWA)

やまかわ

  • この記事の著者

編集・ライター。学生時代から都内で6年間塾講師を務める。塾講師時代は、おもに作文・国語・英語の科目を担当。小学生から中学生までの指導にあたる。現在は編集・ライターとして教育関連をはじめ、街歩き・グルメ記事の執筆取材をおこなう。