【国語】中学入試で使える自由記述の型と書き方
国語で、自由記述問題を出題する学校は多くはありません。しかし一部の学校では毎年のように出題されるため、志望校によっては対策が必要です。自由記述をはじめて見た子は「何を書けばいいかわからない」とかたまってしまいがち。求められるのは「伝わる文」です。型を上手に使い、わかりやすい文が書けるように練習しましょう。
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自由記述とは
自由記述とは「あるテーマについてあなたはどう思いますか」という問題です。多くは読解文のテーマや本文中の問いかけなどに絡めて出題されます。本文をしっかり読みこまないと書けない問題もあり、読解力と記述力が問われます。
出題はだいたい全問題の一番最後で、短いものは50字程度、長いものだと200字程度記述します。時間に追われることも多いので、あまり悩まずに書き始められるように準備しておきたいですね。
型に沿って書こう
自由記述にもいろいろなパターンがありますが、多くの問題は型に沿って書くと、良い文が速く書けます。入試では時間が限られているため、じっくり練った個性的な文を書く余裕はありません。最後まで意見を書ききるため、まずは速く書くための型を身につけてみてください。
自由記述の型は3ステップ。最初に結論を提示するのがポイントです。
【1】結論
まずは結論を書きます。「この結論に向かって書き進めていく」と最初に決めておくことで、文章の軸がブレにくくなります。
結論は、エッジの効いた独創的な答えでも、ごくごくありふれた一般的な内容でも構いません。自由記述で問われるのは、思想ではなく「論理的説明力」です。内容をしっかり伝えることが大事なので、読みやすくわかりやすい文を目指しましょう。
【2】理由や根拠
次に、結論にいたる理由や根拠を細かく丁寧に説明します。実例や想定場面を挙げるのも良いですね。
自由記述の文字数は、この「理由や根拠」のパートで調整します。理由を一文加えると20~30字ほど増えます。理由を増やしたり細かく説明したりすれば文字数も伸びるので、文字数の条件をしっかり読んで何を書くか考えましょう。
【3】結論
最後に、はじめに書いた結論と同じ結論をもう一度書きます。もちろんまったく同じ文である必要はありません。簡潔にまとめたほうがスッキリして読みやすいです。最後の結論まで書きあげたら全体を通して読み、内容がブレていないかどうか確認して完成です。
自由記述の例題と解答例
自由記述の例題と解答例を紹介します。入試当日までに目指す文章の参考にしてみてください。
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