【春休みの学習】復習と予習のどっちを優先すべき?

2022年3月07日 石井知哉

受験において「夏は天王山」「冬は追い込み」と言われます。では、春はどう位置付けるべきでしょうか? 結論を言うと「春は新年度への準備」となります。現学年のやり残しをなくしたうえで、新学年のスタートダッシュを切ることが春の目標です。

復習と予習の目的とメリット

新年度スタート前におこなうべき勉強の方向性は、復習と予習の2つに分かれます。

復習の目的とメリット

復習の目的は、現学年の学習内容を定着させることです。過去の学習内容に抜け漏れがあるまま進級すると、今後の学習内容の理解にブレーキがかかるおそれがあります。5・6年生で難しくなる内容に対応するためには、3・4年生で土台を固めておくことが重要です。

予習の目的とメリット

予習の目的は、新学年の学習内容を先取りすることです。これにより先々の受験勉強を有利に進められますし、応用力の強化や実戦的な問題演習の開始時期を早められます。また人より先に学習が進められることで、子供の気持ちに余裕が生まれますし自信にもつながります。

基本は復習を優先、プラスアルファで予習を

年度終わりは時間が限られていることもあり、復習と予習のバランスは的確に見定めたいところです。では復習と予習のどちらを優先すべきでしょうか? 結論としては「まずは復習を優先、プラスアルファで予習」と考えるのがよいでしょう。

基礎力に穴があると先々の伸び悩みの原因に

中学受験突破に向けた勉強というと、「難しい問題を解けるようにする」というイメージがあるかもしれません。もちろん、それは間違いではありません。しかし難しい問題を解くためには、基礎的な理解や知識が不可欠です。これらが不足していると応用問題に苦労します。

ピラミッドを思い浮かべてください。1段目のレンガを並べてから、その上に2段目、3段目と重ねていき、最上段まで積み重ねて完成します。しかし下の段のレンガがきちんと並んでいない状態でレンガを積んでいけば、いずれどこかで崩れてしまいます。

受験勉強も同じで、基礎力に穴があると先々の伸び悩みの原因になりかねません。難関校を目指すのは大きなピラミッドをつくるようなものですが、高く築き上げるためには先を急がず、1段1段丁寧にしっかりと積み上げていくのが大切です。

ちなみに下記に当てはまる子は、現学年の学習内容の定着は十分といえます。そのため復習より予習に時間をあてるほうがよい場合もあります。

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石井知哉
この記事の著者

株式会社QLEA教育事業部部長。教育系Webサイト「School Post」を主宰。2000年、早稲田大学第一文学部 哲学科卒業。東京都の塾業界にて指導歴20年以上。現在は、東京都大田区で個別指導塾2校舎の教務・運営を統括する傍ら、千代田区麹町に超少人数制個人指導道場「合格ゼミ」を開設。豊富な実践経験に裏付けられた独自の理論とメソッドに基づき、小学校低学年から中・高・大学受験生、就職試験対策の指導にあたっている。幅広い学年・学力層・教科を対象に、個々の成長を最大限引き出す指導を得意とする。