消去算の解き方は2つ! 加減法と代入法を理解できれば難しくない
2つ以上のわからない数がある問題で役立つのが「消去算」です。消去算では、式をいくつか作って操作することで、わからない数を求めていきます。今回は、消去算の基本的な解き方を解説します。
Contents
足したり引いたりする「加減法」
消去算には2つの解き方があります。1つめは、式を足したり引いたりする「加減法」です。
引き算をしてミカンを消去する
【問題1】リンゴ3個とミカン2個で420円、リンゴ2個とミカン2個で320円です。リンゴ1個、ミカン1個の値段はそれぞれ何円ですか。
【問題1】で難しいのは、リンゴとミカンの2つの果物について考えなければいけないところです。そのため、リンゴかミカンのどちらかを消してしまいます。「消去算」では、その名の通り、いくつかあるものを「消去」するのがポイントです。
まずはリンゴとミカンの絵を描いて考えます。
(1)と(2)のどちらにもミカン2つがあるので、(1)から(2)を引けばミカン2つを消せます。次のように引き算をしてみましょう。
リンゴ1個が100円です。また、(2)から、ミカン2個の値段が320-100×2=120(円)となり、ミカン1個の値段を120÷2=60(円)と求められます。
消去算では一般的に、絵を描くのではなく、式を作って計算します。【問題1】では、リンゴを「リ」、ミカンを「ミ」として次の2つの式を作ります。
リ×3+ミ×2=420…(1)
リ×2+ミ×2=320…(2)
後は (1)-(2)を計算すれば、リンゴ1個が100円だとわかります。
ミカンの個数を最小公倍数にそろえる
【問題2】リンゴ3個とミカン2個で420円、リンゴ4個とミカン3個で580円です。リンゴ1個、ミカン1個の値段はそれぞれ何円ですか。
【問題1】と同じように、リンゴを「リ」、ミカンを「ミ」として2つの式を作ります。
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