
2020年入試問題を振り返る 生物・地学編|なるほどなっとく 中学受験理科
専門家・プロ
2020年3月27日
水溜 兼一(Playce)
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学習範囲が広く、難しいイメージがある理科の中学入試問題。難関校に多くの子どもを合格させてきたカリスマ講師・小川眞士さんが、子どもの理科力を育むためのヒントを伝えます。
小川先生による2020年入試問題解説。今回は、生物・地学分野の問題の分析です。まとめとして、理科の問題全般を総括し、これからの入試に求められる力についても伝えていただきます。
Contents [hide]
- 【生物】環境問題に絡めた出題が多数。論理的思考を測る新しい問題も登場
- 【地学】天体、気象、地震など時事問題に絡めた出題が増加
- これからの入試に求められるのは、“総合的な問題”を解く力
【生物】環境問題に絡めた出題が多数。論理的思考を測る新しい問題も登場
植物に関しては、アサガオやアブラナなど教科書で取り上げられる植物のつくりや光合成などの働きについて、動物では昆虫のからだのつくりや育ち方など、基礎知識を問う問題が多くの学校で出題されました。これらの問題は毎年よく出題されているので、学校の教科書に載っていることをきちんと理解しておきましょう。
2020年入試の一番大きな特徴は、環境問題に絡めた出題が多く見られたことです。例えば、農薬に使われる化学物質のDDTが、食物連鎖の過程で草食動物や肉食動物の体内に蓄積していくデータを読み取らせる問題が出ました。他にも、
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