考える力をつけるにはどうする? 中学受験生の思考力を伸ばす方法3選
大学入試のあり方が変わろうとしています。現行のセンター試験に代わって、2020年度から大学入学共通テストがスタート。この中で重視されている能力の一つが「思考力」です。大学入試の改革は中学入試にも影響を及ぼしています。近年、各中学の入試問題では、知識だけでは解けない、思考力を試す問題が多く見られます。そのため、中学受験生は考える力をつける必要があります。今回は、子供が考える力をつけるために保護者ができることを3つ紹介します。
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子供が考える力をつけるための方法1:教えるのではなく自分で調べさせよう
子供が考える力をつける上で大切なのは、保護者が教えないことです。たとえば、塾の宿題を解いている子供が「この問題を教えて」と保護者を頼ってきたとします。このとき、保護者は答えや解き方を教えるのではなく、「塾で取ったノートを見直してみたら?」「問題集の例題の同じ問題はないの?」などと声をかけるといいでしょう。まずは子供に自分で調べさせるということです。自分で調べながら試行錯誤する経験が、考える力をつける上での糧となります。
調べることに慣れていない子供だと、ノートや問題集から必要な情報を見つけるだけでも一苦労です。そんな子供には、「赤字の部分から探してみよう」「まずは目次を見てみよう」など、情報の探し方を保護者が教えるといいでしょう。
子供が考える力をつけるための方法2:日常生活の「なぜ?」「どうして?」を考えさせよう
保護者が子供に「なぜ?」「どうして?」と聞いてみるのも、考える力をつける上では有効です。「横断歩道の信号機が赤に変わってから車道の信号機が赤に変わるまで時間があるけれど、どうしてだと思う?」のように、日常生活の中のちょっとしたことに目を向けさせ、その理由を考えさせます。子供は明らかにおかしなことを言うかもしれません。そういう場合、保護者は「おもしろいけれど、本当かな?」「他に理由はないかな?」などとさらに質問して、子供にさまざまな可能性を考えさせながら、一般的な正解へと導いていきます。
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