中学受験ノウハウ 親の関わり方

情報収集は親の大事な役割。中学受験ママとの付き合い方

2020年6月03日 林聖子

中学受験の情報収集は親の重要な役割です。「情報はインターネットでリサーチすればいい」と考える方も多いですが、新鮮でリアルな情報を得るには、受験を終えた「先輩ママ」と、現在受験に挑んでいる「同級生ママ」からの情報収集が欠かせませんでした。実際に2人の子供の難関校受験を経験した私が、先輩・同級生ママとお付き合いするうえで意識していたポイントを紹介します。

「先輩ママ」との付き合い

受験を終えた先輩ママから聞きたかったのは「学校のリアルな情報」でした。先輩ママのお子さんが意中の学校に実際に通っていたり、直近でその学校を卒業したりしていれば、貴重な情報を得られる可能性が高く、質問すれば先輩ママも快く教えてくれることが多かったですね。

情報を聞く際に意識していたポイントは、明確な答えが得られるように質問をアレンジすることでした。 下記は、私が先輩ママとの会話で実際にしていた例です。

【アレンジ前の質問】○○君の学校生活はどうですか?

明確な答えが得られるように、聞き方をアレンジ

【Q】通学時間ってどれくらいですか?
【Q】通塾している子は多いですか?
【Q】土曜授業や補習など、学校独自のカリキュラムは充実していますか?

【アレンジ前の質問】受験は大変でしたか?

明確な答えが得られるように、聞き方をアレンジ

【Q】○○君は、どこの塾に通っていたんですか?
【Q】おすすめの勉強法についてアドバイスをいただきたいです

先輩ママの話は誇張もあるので、用心

自分の子供が通う学校に、自信や誇りを持つのは当然のことですが、先輩ママのなかには、進学した学校のことを多少誇張して話す人がいます。

「すごく良い学校よ!」という言葉をすべて疑ったわけではありませんが、その言葉の奥にある“良い”の理由をしっかり聞きけるよう、実際にどんなところに魅力を感じたのか、具体的に質問することを心がけていました。

進学先以外の学校に話が及んだときも注意です。「わが子が通っている中学校が一番良い!」「あなたのお子さんにもぜひ入学してほしい」と思うあまり、ほかの学校のネガティブな話題・弱点・問題点などを強調する先輩ママもいました。

手に入れた情報は、あくまでも「〇〇君(ちゃん)ママの意見だ」と認識していました。偏った意見や誇張が入っている可能性も考慮して、場合によってはうまく聞き流すスキルも必要です。偏りのない情報を入手するために、私はあえて「志望校はまだ全然決められていないんです」と答えていましたね。

「同級生ママ」との付き合い方

同時期に中学受験をする同級生ママから手に入れたいのは、志望校の傾向や受験勉強の、新鮮で正確な情報です。

わが子の受験当時を振り返ると、真剣に情報収集をしているママの情報は、塾が発信する情報よりも数段充実していたのを記憶しています。疑問に感じたり、あやふやな情報に触れたりしたときは、自分より詳しい同級生ママに話を聞いていましたね。

同級生ママと情報交換するときに意識していたのは、はじめに大まかな話をすることです。第一志望校の話や受験予定校の話をしながら、徐々に具体的な質問に移していました。当たり前のことですが、わが子の志望校が違ったとしても、興味がない態度を見せるのはNG。よりよい情報交換にするためにも、謙虚で誠実な姿勢を意識しました。

詮索しすぎない

わが子を志望校に合格させたいという気持ちは、どの保護者も同じです。特に6年生になるとどの家庭もデリケートになるので、詮索しすぎないように注意しました。

同級生ママは、受験後も接点があるケースが少なくありません。会話は知られてもいい内容にとどめて、相手の気に障るような話は絶対にしないように心がけていました。うっかり口を滑らせてしまうと、ママ友関係だけでなく、子供同士のトラブルにも繋がりかねません。受験後も変わらない関係でいられるように、ウワサ話や内緒話は避けていました。

※記事の内容は執筆時点のものです

この記事の著者

広告代理店勤務を経て、フリーランスのライター、フォトグラファーとして活動中。学校案内パンフレットや教育委員会刊行物の制作、教員・生徒インタビューなどの経験多数。幼稚園から通塾させた子供2人は、中高一貫校に合格、通学中。