中学受験ノウハウ 勉強法

中学受験に活用できる「エピソード記憶」とは? (1ページ目)

2018年3月12日 石井知哉

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脳科学の研究が進むにつれて、記憶の仕組みが明らかになってきました。今回は、受験勉強にも大いに役立つ「エピソード記憶」について解説します。

「エピソード記憶」とは?

「エピソード記憶」とは、「個人が経験・体験した出来事に関する記憶」のことです。

たとえば、

・3日前の夕食はどこで何を食べたか
・先週の日曜日に誰とどこに行ったか

などです。

これと対になるのが「意味記憶」と呼ばれるもので、「言葉の意味や概念に関する記憶」のことです。

たとえば、

・冬の大三角形を作る星座は、オリオン座とおおいぬ座とこいぬ座である。
・平安京に都が遷されたのは794年である。

などです。

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石井知哉

石井知哉

  • この記事の著者

株式会社QLEA教育事業部部長。教育系Webサイト「School Post」を主宰。2000年、早稲田大学第一文学部 哲学科卒業。東京都の塾業界にて指導歴20年以上。現在は、東京都大田区で個別指導塾2校舎の教務・運営を統括する傍ら、千代田区麹町に超少人数制個人指導道場「合格ゼミ」を開設。豊富な実践経験に裏付けられた独自の理論とメソッドに基づき、小学校低学年から中・高・大学受験生、就職試験対策の指導にあたっている。幅広い学年・学力層・教科を対象に、個々の成長を最大限引き出す指導を得意とする。