中学受験ノウハウ 通塾の悩み

【中学受験塾】「上のクラスに行きたい!」なら意識すべき3つの習慣

2020年8月20日 石井知哉

中学受験塾のなかには、学力別にクラスを編成する塾があります。「上のクラスで学びたい、学ばせたい」と考える親子は少なくありませんが、そのためにはクラス分けテストで基準点をこえなければなりません。簡単なことではありませんが、3つの習慣を身につけることで上のクラスが見えてきます。

クラスアップに重要な3つの習慣

クラスアップのためには、次の3つの習慣が重要です。

1、欠席・遅刻をしない
2、授業内容を理解・吸収・定着させる
3、宿題をやりとげる

これら3つは、一見すると単純です。しかし継続するのはなかなか難しいこと。だからこそ、これらを高いレベルで当たり前にできる子は、クラス分けテストだけでなく、中学受験全般で強いのです。

欠席・遅刻をしない

欠席すると、その日の授業は基本的に受けられません。そのため、大きなロスになります。遅刻も要注意です。カリキュラムに沿って授業を行う塾の場合、授業の冒頭は各単元の導入部分となるからです。子供が理解しやすいように、導入パートの説明には先生もさまざまな工夫をしています。つまり、遅刻によって授業冒頭の大切な部分が抜けてしまうと、授業についていけなくなるおそれがあるのです。

授業内容を理解・吸収・定着させる

集中して授業を受けることはもちろんですが、疑問点は先生に質問して、早く解決することも大切です。帰宅直後か授業翌日にテキストやノートを見返し、授業内容をおさらいすると記憶に残りやすくなります。

宿題をやりとげる

教わったことを定着させるためには、反復学習が欠かせません。そこで、授業内容を復習するために宿題が出されます。宿題は、高い効果が期待できる「復習素材」。これを活かさないのは、お医者さんから出された薬を飲まないようなものです。もったいないですよね。

上のクラスに入る3つのメリット

上のクラスに入るメリットとして、主に次の3つが挙げられます。

1、ハイレベルな授業内容
2、意欲の高い受験生に囲まれた環境
3、子供のモチベーションアップ

ハイレベルな授業内容

難関中学の問題に対応できる実力を身につけるためには、早い段階で基本内容を終え、応用問題に移る必要があります。そのため上位クラスではハイスピードで授業が進みますし、難問も扱います。特に「御三家」のような最難関レベルの学校を目指すなら、最上位クラスの授業を受けたいですね。

意欲の高い受験生に囲まれた環境

合格に向けてひたむきに努力する仲間やライバルと競うことは、子供にとって良い刺激になります。逆に周囲の受験生の意識が低い環境だと、それに合わせてしまい、勉強に身が入らなくなるおそれもあります。

子供のモチベーションアップ

上位クラスに入っても、次のクラス分けテストで基準を満たさなければクラスダウンすることも。「せっかく上位クラスにいるのだから、下がりたくない」という気持ちがはたらくので、子供のやる気が上がることがあります。

クラス分けテスト、こんなところに要注意

クラス分けテストを通じて塾が見たいのは、授業についていける力をその子が備えているかどうか。つまり、塾で習ったことをきちんと身につけている子が、上のクラスに選ばれるのです。ですから、上のクラスを目指すからといって難問ばかり解いたり、市販の問題集を買ってきて取り組んだりする必要はありません。むしろ、塾の授業内容や課題を定着させることがクラスアップの近道です。

塾のテキストや小テストの問題は、子供が自力で正解できるまでくり返しましょう。1回目に解いたときに間違えた問題や、わからなかった問題に印をつけておいて、そこを重点的に解き直すと効率良く弱点を克服できます。

過去のクラス分けテストの答案や問題の振り返りもおすすめです。 「どこで失点しているのか?」「塾のテキストで似た問題はないか?」と分析すると、得点を上げやすいポイントが見えてきますし、クラス分けテスト直前の勉強もしやすくなります。

上のクラスを目指すうえで大切なこと

目標とする学校が中堅レベルなら、上位クラスの内容は難し過ぎて、かえって志望校に合わないこともあります。ですから、「何がなんでも上のクラスを目指しましょう」というわけでもありません。大切なのは、子供の目標に合わせて、適度に高いクラスを選べるようにすることなのです。

※記事の内容は執筆時点のものです

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