中学受験ノウハウ 通塾の悩み

塾の保護者面談の目的と、賢く活用するための3つのポイント

2022年5月04日 石井知哉

ほとんどの塾では、保護者面談を定期的におこなっています。「なんとなく面談に臨んでいる」といった方も多いかもしれませんが、面談の場をうまく使えると、親子にとって大きくプラスに働くことはあまり知られていません。保護者面談の目的とともに、賢く活用するポイントをお伝えします。

保護者面談の目的

塾でおこなう保護者面談には、主に以下の目的があります。

・情報を共有するため
・悩みを解決するため
・戦略を立てるため

情報を共有するため

子供の成績を伸ばすためには、家庭と塾の協力が不可欠です。お互いが子供の現状を正しく知っておく必要がありますが、子供が塾でどう過ごしているか親は見ることができません。一方で、塾側も子供が家でどう過ごしているかわからないため、家庭と塾、それぞれが子供の様子について共有することが保護者面談の第一の目的です。

共有内容については、以下を参考にしてみてください。

保護者面談の共有事項

■親 → 塾
子供が家でどう過ごしているか、塾の授業について家でどう話しているのか伝えましょう(家庭学習や宿題の取り組み方、自由時間の過ごし方なども)

■塾 → 親
子供が塾でどう過ごしているか共有があり、改善点や、家庭でしてほしいことが伝えられる場合もあります(授業中の姿勢や課題への取り組み方、今後の指導方針や授業計画、講習の案内なども)

悩みを解決するため

親も子も、受験に向けて不安を抱えています。塾としても第一志望合格に向け、親子の不安をできる限り解消したいと考えているため、家庭からの「相談の場」として保護者面談を用意しています。

受験勉強を進めると、家庭学習の内容や取り組み方、志望校をどうするか、「子供が親の言うことを聞かない」といった悩みや不安が出てくるものです。こうした悩みを親だけで抱え込むのではなく、保護者面談のなかで相談することで解決のヒントが手に入ることもあります。

戦略を立てるため

保護者面談には、受験の戦略を立てる場としての役割もあります。受験校や受験日程、どの形式の入試を受けるかなど、入試本番までにはさまざまな決定を下す場面が訪れます。そして合格を勝ち取るためには戦略が必要です。特に現在の中学受験は多様化しているため、最新の情報を大量に持っている塾は心強い味方といえるでしょう。家庭の希望と、塾の情報力をもとに、子供に合った戦略を立てていく場としても保護者面談を活用してみてください。

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石井知哉
この記事の著者

株式会社QLEA教育事業部部長。教育系Webサイト「School Post」を主宰。2000年、早稲田大学第一文学部 哲学科卒業。東京都の塾業界にて指導歴20年以上。現在は、東京都大田区で個別指導塾2校舎の教務・運営を統括する傍ら、千代田区麹町に超少人数制個人指導道場「合格ゼミ」を開設。豊富な実践経験に裏付けられた独自の理論とメソッドに基づき、小学校低学年から中・高・大学受験生、就職試験対策の指導にあたっている。幅広い学年・学力層・教科を対象に、個々の成長を最大限引き出す指導を得意とする。