学習 理科

月の見え方を理解する! 中学受験勉強に活用したいおすすめの教材

2018年3月16日 あっぷー

0

月の見え方をはじめとする「天体」分野は中学受験で重要な単元です。月は身近なものだから簡単と思うかもしれませんが、月の見え方の問題はただ「満月」「三日月」など名称を暗記しても解くことはできません。

そもそもなぜ月の形が変わるのかを理解しなければいけませんし、中学受験では「上弦の月は何時に南中するか」といった暗記だけでは対応できない問題も出題されます。

そのような応用問題は、月の見え方の原理を理解していないと解くことができませんが、月の見え方の問題を苦手とする子も多いです。そこで今回は、月の見え方の原理を家庭で理解するのに役立つ教材を紹介したいと思います。

月の見え方のイメージを掴むには「NHK for School」がおすすめ

月の見え方の原理を理解するうえでまず重要なのは、月の大まかなイメージを掴むことです。その際にぜひ活用したいのが映像教材。

月の動き方や、それに伴う見え方の変化はただ教科書を読んでもイメージがわきにくいもの。ですが、映像教材ならば月を立体として捉えることができるので、教科書を読むより月のイメージがわきやすいです。

月に関係する映像教材は、インターネット環境さえあれば自宅で手軽に見ることできますが、筆者のおすすめは「NHK for School」というインターネットサイト。

NHK for Schoolは元々学校向けのコンテンツですが、インターネット環境さえあれば無料で誰でも視聴できます。NHK for Schoolのコンテンツは小学校向け~中学生・高校生向けまであり、膨大です。目的の映像を見つけるのに苦労するかもしれませんが、月の見え方について学びたいならば「月の満ち欠け」と検索すると、「地球から見た月の形」といった月に関する動画を見つけることができます。

(目的の映像教材が見つからない場合は検索ワードを変えて再度検索してみてください。また、中学受験レベルの内容だと、目的の映像が小学生向けではなく中学生向けの中にある場合もあります。)

内容はさすがNHKといった印象。映像がキレイで、わかりやすいものが多いです。NHK for Schoolは小学校の学習内容準拠なのでこれだけで応用問題に対応するのは難しいですが、月のイメージを掴むのには役立ちます。

NHK for School
http://www.nhk.or.jp/school/

月の見え方の用語に触れるには学習漫画がおすすめ

月の見え方に関するイメージを映像教材で掴むことができたら、次は月に関する用語にも触れていきましょう。この段階でも文章ではなく、実際の写真・映像や図でなどでイメージを膨らませていくのがおすすめ。そこで活用したいのが学習漫画です。

筆者宅でも、子供が教科書を読んでも月の満ち欠けを理解できなかったため、中学受験向け漫画として定評のある「中学入試まんが攻略BON!」(学研)の「理科 天体・気象」を購入しました。

「中学入試まんが攻略BON!」は、内容は中学入試向けで高度ですが、面白いストーリーと可愛いキャラクターで難しさを感じさせないのが魅力です。読むだけで天体の用語に触れられ、月の見え方を理解できるので、月の見え方を学習するとっかかりとしては最適な教材です。

月の見え方の問題を解くテクニックを習得するのにおすすめの教材

用語に慣れたら、いよいよ実際に問題を解くテクニックを習得していきます。月の見え方に関する問題は、応用力が求められるとはいえ、基本的な考え方をマスターして問題に慣れれば解けるようになります。

そんな月の見え方の問題の解き方を教えてくれる教材としておすすめなのが、「中学入試 塾技100 理科」(文英堂)です。有名な中学受験向け参考書で月の見え方問題の解き方を原理から理解できるような解説になっています。問題を解くテクニックを習得すれば、中学入試問題にも対応できるようになります。

まとめ

月の見え方は、原理をしっかり理解し、解き方がわかれば解けるようになります。一度理解できれば得点源なるところなので、苦手意識で取り組まないのはもったいない単元です。今回紹介したおすすめ教材を使えば、家庭でも月の見え方を得意科目にすることができるのでぜひ取り組んでみてください。

また月の見え方を勉強したら、実際の月を眺めて、今まで勉強したことと照らし合わせてみることも忘れずに。親子で月を眺めて月の見え方について話すことで、より理解が深まります。

※記事の内容は執筆時点のものです

0