感情を表す言葉は国語の命! 物語文や作文で気持ちの表現を大切にしよう
中学受験生は、豊富な人生経験がないため、感情を表す言葉をあまり知りません。このことが国語の成績に大きく影響します。感情を表す言葉と物語文・作文の関係について言及し、気持ちの表現を身に付ける方法を紹介します。
Contents
物語文・作文では感情を表す言葉を大切にしよう
中学受験生の多くは、感情を表す言葉というと「うれしい」「悲しい」などしか思い浮かべられません。これでは入試国語を解くのが難しくなります。
物語文では感情を表す言葉の意味が問われる
2021年度の中学入試国語の問題を見ると、麻布中で「まい上がる」が、早稲田中で「ふてくされる」が傍線部に含まれていました。これらの言葉の意味が直接問われているわけではありません。しかし、傍線部から登場人物の心情を解釈する問題である以上、これらの言葉の意味がわからない、もしくは誤って覚えていると、正解できない可能性が高まります。
このように「上位校」「難関校」と呼ばれる中学では、「まい上がる」のような難しめの言葉の意味を知っていることを前提として、さらに一歩踏み込んだ解釈が求められます。
一方、多くの中学では「まい上がる」の意味自体が問われます。「本文中での意味として最もふさわしいものを選びなさい」という指示があっても、文脈解釈は許されません。「まい上がる」なら、どのような文脈の中にあっても、「浮かれていい気になる」という辞書的な意味が正解で、「気持ちが落ち着かない」は不正解です。
感情を表す言葉の言いかえで良い作文になる
都立中高一貫校の適性検査などでは作文を書く必要があります。作文で気持ちを書く場合、「うれしい」「悲しい」などでも構いません。しかし、これらの言葉しか知らないと、同じ言葉を繰り返してしまい、幼稚な文章になりがちです。
とじる
お気に入り機能は
会員の方のみご利用できます
会員登録のうえログインすると
お気に入り保存できるようになります。
お気に入りのコンテンツは、
マイページから確認できます