【保存版】中学受験の代表的な「模試」の違いを解説! 全20模試の特徴も
中学受験合格に向け、いまの実力をはかるために役立つのが「模試」です。多くの受験生が模試を受けますが、一方で模試ごとの違いはあまり知られていません。受験する層や問題のレベルは模試によって異なるので、受けたあとに出る偏差値が持つ意味もそれぞれ違います。わが子の合格を後押しするため、代表的な「4大模試」を中心に、模試の違いを知っておきましょう。
多くの受験生が受ける「4大模試」
中学受験生を対象とした模試を主催しているのは、主に次の4つの団体です。
これらの団体が主催する模試は「公開テスト」のため、塾に通っていない子でも受けることができます。では、団体ごとにどのような模試を実施しているか見ていきましょう。それぞれの模試に向いている子の特徴もお伝えするので、模試選びの参考にしてみてください。
※2021年8月時点で確認した情報です。最新の情報は、各団体のホームページなどで確認してください
首都圏模試センター
首都圏模試センターが主催する公開模試は、全部で4種類です。
[1]合判模試(4・5・6年生対象)
[2]難関合格スキル模試(5・6年生対象)
[3]適性検査型模試(5・6年生対象)
[4]中学受験スタート模試(3・4・5年生対象)
首都圏模試センターは進学塾ではないこともあり、幅広いレベルの模試を用意しています。会場受験のほか、自宅受験や塾内受験など、さまざまな形式で模試を実施しているのも特徴です。
首都圏模試センター
https://www.syutoken-mosi.co.jp/
合判模試
合判模試は、首都圏の多くの受験生が参加する模試です。幅広いレベルの受験生を対象としているため、難易度はやさしめ。そのため、基礎力の定着度を確認するうえで効果的な模試といえます。最大6校分の志望校の合格判定を受けられるのも特徴で、自分と同じ第1志望校を選んだ受験生の「併願校データ」も確認できます。第2・第3志望校を探すうえで役立つでしょう。なお、6年生向けの合判模試は1年間に6回、5年生は5回と実施回数が多く、4年生は冬に1回実施されます。
「合判模試」が向いている子
→小4の後半、または小5から受験勉強を始めた子
難関合格スキル模試
難関合格スキル模試は、難関校や人気校を目指す受験生を対象とした模試です。首都圏トップレベルの中学校の入試を想定した問題が出題されます。応用力はもちろん、難関校特有の独特な解法が必要な問題も出るため、難易度は高めです。
「難関合格スキル模試」が向いている子
→御三家をはじめとする難関校を志望している子
適性検査型模試
適性検査型模試は、公立中高一貫校の「適性検査」や、私立中学の「総合型・思考力型入試」などに対応した模試です。各教科の基本的な知識をもとに、教科を横断的に結びつけて考えさせる問題が出題されます。
「適性検査型模試」が向いている子
→思考力や表現力を重視する学校を志望する子
中学受験スタート模試
中学受験スタート模試は、3・4・5年生を対象とした模試です。国語・算数の基礎的な問題が中心の「基礎力テスト」と、知識の活用力や記述力を問う「思考力テスト」のふたつを受験します。
とじる
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