中学受験ノウハウ 志望校選び

【中学受験経験ママ】もう一度受験校を探すなら、学校のどこに注目する?

2021年8月26日 木村美鈴

わが家の上の子の受験が終わったのが、2021年の2月。ようやく一段落つき、新しい生活にも慣れてきましたが、中学校に通う子供の様子を見て「思っていたことと違う」と感じることもいくつか……。もちろん、入ったあとに気付くことは多いものですが、「できる限り“ギャップ”を減らしたうえで通わせたい」というのも親心。わが家には中学受験をする予定の下の子がいることもあり、上の子の経験を踏まえ、これから受験校を選ぶ際に「ここもチェックしよう」と感じていることをお伝えします。

もう一度学校を探すなら?

上の子の受験にあたっては、志望校を決めるうえでしっかりとリサーチしたつもりでした。でも、実際に通うと「思っていたのと違う」といったこともあり、友人の子が通う学校の様子を聞いて「そんな学校もあるんだ!」と驚くことも。こうした点を踏まえ、下の子の学校を探すときは次の5つを確認しようと思っています。

注目しようと思っているポイント

  1. 学習スタイル
  2. イベントの多さ
  3. リモート対応
  4. タブレットなどの利用方法
  5. 緊急時の対応

学習スタイル

塾によって学習の方法がさまざまなように、学校によっても学習方法に違いがあります。私の子が通う学校は「演習」が中心のため、授業では先生の説明もそこそこに、すぐに演習に入るようです。そして授業中に解き切れないものは宿題になるので、その都度自宅で問題を調べたり、勉強が得意な友達に聞いたりして進めているみたいですが、苦手な教科の場合にはかなり時間が掛かってしまうことも。宿題に追われる日々を過ごすこともあるため、こうした「学習のスタイル」についてもしっかりと調べておくべきだった、と私自身反省しています。

一方で演習中心の学習スタイルの場合、得意教科については基礎的な説明をさっと理解してしまえば、あとは自分で学習をどんどん進められる、といったメリットもあります。子供自身も、こうした点においては気に入っている部分もあるようです。

イベントの多さ

わが子が通っている中学校は通学時間が約90分と長めで、自宅からはバスを使って駅に向かっています。そのため親子ともに、朝練などがある部活に参加するのが難しいことは理解していました。一方で困ったのは、校外学習や、校内での集会など、朝早くに集まるイベントです。朝はバスの本数が少ないため、イベントによっては駅まで車で送ったり、少し時間はかかりますが自転車を利用したりすることもあります。今はコロナの影響もあり、イベントが少ないのでまだ良いのですが……。こうした経験からも、志望校が家から遠い場合には、登校時間がいつもより早くなるイベントの数などをしっかりと確認しておこうと考えています。

リモート対応

リモート対応については、学校を休んだときに宿題だけ出されてフォローがない学校もあれば、家からもオンラインで授業が受けられたり、質問に対応してくれたりする学校もあるようです。コロナ禍の現在、私の子が通う学校では「ちょっとでも体調が悪いなら休むように」と先生から伝えられていますが、そうはいっても寝込むほどではない場合、自宅にいながら授業を受けられれば、と思うことが少なくありません。オンライン授業などをうまく使いつつ、適宜フォローしてくれる学校に魅力を感じていることもあり、リモート対応についても次はしっかりと調べようと考えています。

タブレットなどの利用方法

学校を調べていくと、今では多くの私立中学が個人タブレットなどを導入し、学習に役立てていることがわかりました。休校を選択する学校も多いなか、2020年春のコロナ禍の時期でさえ、リモート対応に素早く切り替えた学校も少なからずあったようです。一方で、学校内でのITC機器の利用については学校ごとに差があるようで、タブレットを授業中も自由に使っていい学校もあれば、授業中の利用に制限をかけている学校もあるなどさまざま。私は授業中も積極的に機器を使ってほしいと考えていますが、学校の対応は正直いまいち……。もちろん、担当教師や教科によって利用頻度に差があるのは理解していますが、学校全体として今後どうしていこうと考えているのか、という点は知っておきたいですね。そのため下の子の学校選びでは、タブレット機器などの活用の仕方だけでなく、今後の展開も含めて注目していこうと考えています。

緊急時の対応

コロナ禍によってはじめて緊急事態宣言が出たころとは違い、2021年8月時点では休校措置をとる学校は少ないようです。子供が通う学校の説明会でも「授業は今のところ通常通りおこなっています」と説明を受けましたが、宣言が出ると部活に制限をかけたり、最終下校時刻を早めたりする学校はまだまだ多いとか。こうした点において、わが家にとって特に影響が大きかったのが、放課後に学校に残って自習ができないこと。自宅では集中しにくいようで、子供は学校の図書室や自習室を使って勉強しようと考えていたみたいですが、緊急事態宣言などが出ると使えなくなってしまい、自宅でなんとか勉強を進めています。

ちなみに前述した「演習中心」の学習スタイルは、わからないことがあった場合に質問しにくい、というデメリットがあるんですね。対応は少しずつ変わっていくとは思うのですが、せめて定期テスト前だけでも学校で自習ができるようになるといいなと。学校選びという点でも、緊急時の学校の対応は欠かさず確認してきたいと考えています。

後悔の少ない学校選びを

上の子の受験、そして実際に入学したあとに感じた“ギャップ”などをもとに、下の子の受験校を選ぶときにチェックしようと考えていることをお伝えしてきました。もちろん学校のすべてを知ることはできませんが、上の子の経験をもとに、説明会や個別相談などを使いつつ、可能な限り詳しくリサーチしたいと考えています。

入学後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないように、今回お伝えしたポイントを参考にしつつ、ぜひ納得のいく学校選びをしていただけたら幸いです。

※記事の内容は執筆時点のものです

この記事の著者

フリーライターとして育児や旅行などをテーマに5年以上活動。子供の学級崩壊を経験し、知識ゼロからの中学受験勉強を親子二人三脚でスタート。楽しみながら学ぶことに重点を置き、親子で協力して中学受験を乗り切ろうと奮闘中。東京都在住。