語彙力とは何か? 中学受験の勉強を通して子供の語彙を豊富にしよう
語彙力とは、言葉をたくさん知っていて、それらを自在に使いこなせる能力です。たとえば、ラブレターで「あなたが好き」を連発するよりも、「あなたの笑顔が魅力的だ」「あなたのことを思うと胸が苦しくなる」など、言葉を変えた方が好意は伝わるでしょう。こうした言いかえがスラスラできる人を「語彙力が高い」といいます。中学受験でも、語彙力が高い子供が有利です。今回は、子供の語彙を豊富にする勉強法を紹介します。
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国語辞典や漢和辞典で熟語の意味を確認しよう
語彙力を高める勉強法として、問題集を使って漢字やことわざ、慣用句、故事成語などを覚えるのが一般的です。しかし、漢字の読み書きを練習したり、穴埋め形式の問題を解けるようにしたりするだけでは、使える語彙は増えません。一般的な勉強法に工夫が必要です。
たとえば、「復旧」という熟語を覚える場合、国語辞典で「壊れたものをもとどおりにすること」という意味を確認します。さらに漢字単位に分解して、漢和辞典で「復」と「旧」の意味も調べてみます。「復」は「もどす」の意味で、「旧」は「もと」「むかし」の意味だとわかるはずです。漢字自体の意味を確認すると、国語辞典に載っている意味も納得できるでしょう。
このように漢字自体の意味まで理解すると、同じ漢字を含む熟語の意味を推測しやすくなります。すると、未知の熟語が含まれる文章も読めるようになって、読書が楽しくなります。読書の幅が広がれば語彙力も鍛えられます。
Weblio辞書で類義語や対義語を調べよう
語彙力を高めるには、1つの言葉から関連する言葉を芋づる式に覚えていく方法が有効です。関連する言葉とは、意味の似ている言葉である類義語と、意味が反対になる言葉である対義語です。類義語や対義語を集めた辞典もありますが、これらを使わなくても、ネットを使えば簡単に類義語や対義語を検索できます。
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