「わからない問題が多くて、このままでは勉強嫌いになってしまうかも……」そう思ったときにどうすればいい?|自信をつけて伸びる子に! 好奇心を育む東大式子育て
小学生がチャレンジする中学受験は、親御さんのサポートが不可欠です。お子さんや、ご家庭の状況によって、サポートの度合いはさまざまですが、モチベーション管理に苦労されているご家庭は多いでしょう。「わが子には勉強を頑張ってほしい。けれども、無理強いすると勉強嫌いになってしまうのではないか」などと考えてしまいますよね。今回は、受験勉強がうまくいかないとき、勉強が嫌いになってしまいそうなときにどう声掛けをすべきか、どう改善していくかをお伝えしていきます。
「わからない問題」を解決できないと、勉強を避けたくなる
受験勉強を主体的にやっているお子さんでない限り、どこかで勉強がうまくいかない時期や勉強したくない時期がやってくることは避けられません。勉強をしたくなくなってしまうのは、多くの場合「わからない問題があって、挫折してしまう」のが要因になっています。
具体例として……
- 自分のレベルに合わない難しい問題が出てきて、説明も理解できずに諦めてしまう
- 解いてみたけど計算が面倒で時間がかかってしまい、やる気がなくなってしまう
- 時間をかけて解いて、合っていると思っていた問題が間違っていて萎えてしまう
といったことが挙げられます。
中学受験の場合は、高難度の問題や複雑な計算を扱う機会が多くあるので、苦手な範囲があると正答率がガクッと下がってしまいます。平均的な小学生からすれば十分な基礎学力が身についている状態でも、レベルの高い問題に多く触れていくうちにだんだん自信をなくしてしまったり、わからないからと諦めてしまったりすることが増えてくるわけです。
そうした問題は1つ2つある程度で、解ける問題・理解できる問題が順調に増えている、という場合は問題にならないですが、わからない問題が続くと慢性的な苦手意識につながるので、早めに解決したいところです。
箇条書きで挙げた理由の2つ目、「計算が面倒でやる気がない」という場合も、一見苦手意識とは関係がなさそうですが、根本的に「計算が苦手」な場合があります。
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