学習 国語

「漢字が覚えられない」を克服するための6つの極意

2022年1月04日 石井知哉

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中学受験の国語の試験で必ず出題される漢字の読み書き。「なかなか覚えられない」と悩む受験生も少なくないはず。そこで、漢字を覚えるための6つの極意を解説します。

1. まずは「読める」が最優先

大前提として、読めない漢字は書けません。漢字それ自体は「記号」に過ぎず、「読み」が伴ってはじめて「意味」を持ちます。読みも意味もわからない漢字はただの「点と線の集まり」ですから、読めない漢字を何度書いても、漢字は覚えられません。

まずは声に出して読めるようにするのが最優先です。漢字ドリルを使うなら、1ページ内の漢字を全部読めるまでくり返し練習し、読みをマスターしたら書く練習に入ります。家庭で練習するなら、キッチンタイマーで時間を測ると集中力も増しますし、ゲーム感覚で楽しめます。

2. 音読みも訓読みも両方覚える

たとえば「青」「清」「晴」という3つの漢字は、どれも音読みは「セイ」ですが、意味の違いはわかりません。一方、訓読みは「あお(い)」「きよ(い)」「は(れる)」となり、意味もはっきりします。意味との関連付けがあると覚えやすくなるので、訓読みと音読みの両方を覚えると効果的です。

3. 「正しい型」を徹底する

書く練習の際には以下に示す「正しい型」を意識しなければなりません。

【1】姿勢

・背筋を伸ばす。
・両足を床につける。
・鉛筆の持ち手ではない方の肘は机につかない。

【2】鉛筆の持ち方

・親指と人差し指でつまむ。
・中指で支える。

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石井知哉

石井知哉

  • この記事の著者

株式会社QLEA教育事業部部長。教育系Webサイト「School Post」を主宰。2000年、早稲田大学第一文学部 哲学科卒業。東京都の塾業界にて指導歴20年以上。現在は、東京都大田区で個別指導塾2校舎の教務・運営を統括する傍ら、千代田区麹町に超少人数制個人指導道場「合格ゼミ」を開設。豊富な実践経験に裏付けられた独自の理論とメソッドに基づき、小学校低学年から中・高・大学受験生、就職試験対策の指導にあたっている。幅広い学年・学力層・教科を対象に、個々の成長を最大限引き出す指導を得意とする。