嘘をつく子供とどう向き合うか? 信頼関係を築いて傷つけずに本音を引き出す
大人は子供が嘘をつくと「嘘をついてはいけません」と叱りがちです。しかし、嘘をつく子供には嘘をつく理由や事情があります。そのため、大人が頭ごなしに嘘を否定するのは、子供との信頼関係を築く上で好ましくありません。嘘をつく子供との向き合い方を考えてみましょう。
Contents
嘘をつくことは本当に悪いことなのか?
大人は、嘘をつく子供を叱る前に、「そもそも嘘をつくことが悪いことなのか?」と考えた方がよいでしょう。
嘘をつくこと自体が悪いわけではない
「嘘も方便」ということわざがあります。「時と場合によっては嘘も必要になる」という意味です。このことわざからもわかる通り、嘘をつくことが推奨される場面も世の中にはたくさんあります。
たとえば、友人が選んでくれた誕生日プレゼントが欲しいものでなかったとしても、「要らない」と言ったら、友情にひびが入りかねません。「ずっと前から欲しかったんだ」と言っておいた方が、友人も自分も幸せになれるでしょう。
このように、嘘は人間関係の潤滑油となったり、目的達成の手段となったりします。一概に「嘘をつくことは悪いことだ」とはいえない以上、子供が嘘をつくこと自体に目くじらを立てる必要はありません。
嘘をつくようになったのは成長の証
幼い子供は、不都合なことが起こったとき、嘘をついてごまかそうとするよりも、言い訳すらできずに泣いたり怒ったりしがちです。逆に、子供が嘘をつくようになったのなら、冷静に状況を把握して、感情的にならずに何とかしようとするようになったともいえます。大人の思考に一歩近づいたと評価できます。
とじる
お気に入り機能は
会員の方のみご利用できます
会員登録のうえログインすると
お気に入り保存できるようになります。
お気に入りのコンテンツは、
マイページから確認できます