メモリーツリーで楽しく暗記しよう! ドラゴン桜でも紹介されたノートまとめ術を紹介
多くの中学受験生が暗記を苦手とします。しっかり覚えようとノートまとめをしたのに、「時間がかかった割に何も覚えていない」となることもしばしばでしょう。そんな受験生におすすめなのが、メモリーツリーを利用した暗記法です。東大受験を描いたマンガ『ドラゴン桜』でも紹介されたメモリーツリーについて解説します。
メモリーツリーでノートまとめ
メモリーツリーは、中心の主題から放射状に関連知識を広げてつなげていく暗記法です。上から下に箇条書きしていく覚え方に比べて、視覚的にわかりやすく、頭に入りやすいといわれます。社会の「鎌倉時代」を例として、実際にメモリーツリーでノートまとめをしてみましょう。
主題と重要事項を書く
最初に、ページの真ん中に主題の「鎌倉時代」を書きます。続いて、「鎌倉時代」の周りに、関連する重要事項を書き加えて、線でつないでいきます。「鎌倉幕府成立」「執権政治」「承久の乱」「元寇」「鎌倉仏教」「鎌倉幕府滅亡」などを書くとよいでしょう。下の図では、例として絶対に覚えるべき語句を赤字にしました。
関連する知識を書き加える
関連する人名や出来事をどんどん書き加えていきます。「鎌倉幕府成立」とつながるのは「源頼朝」「守護・地頭」「征夷大将軍」、「承久の乱」とつながるのは「後鳥羽上皇」「六波羅探題」「御成敗式目」などです。
記憶するための工夫をする
メモリーツリーの全体ができたら、記憶するための工夫をしましょう。色ペンで年号などの情報を書き足したり、所々に絵を描いたりしていきます。「1185年」の語呂合わせ「いいハコ」で箱の絵を、「1221年」の語呂合わせ「人に不意打ち」で不意打ちの絵をそれぞれ描きました。また、元寇のときに元軍が使った「てつはう」や、禅宗らしい「座禅」も描きました。
学校や塾の授業でノートを書くときとは違って、メモリーツリーはカラフルにして絵を多くするのがコツです。楽しみながらノート作りをすることで、大切な知識が自然と記憶に残ります。
メモリーツリーの応用
メモリーツリーを単元ごとだけでなく、いろいろなテーマで作ると、入試問題を解くのに必要な幅広い知識がどんどんつながります。たとえば、社会・歴史ならば、「天皇・上皇」を主題にして、「推古天皇」「聖徳太子」「摂政」、「桓武天皇」「平安京遷都」、「白河上皇」「院政」、「後醍醐天皇」「建武の新政」「足利尊氏」「南北朝」など、さまざまな出来事を確認することになり、時代の流れを理解できます。
とじる
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