あまりのある割り算の教え方とは? 保護者が子どもにわかりやすく説明するコツ
割り算の中でも特につまずきやすいのはあまりのある割り算です。子どもが「あまりをどうやって求めるの?」などと悩んでいたら、保護者が教えてあげるとよいでしょう。今回は、その教え方を具体例も交えながら紹介します。
Contents
あまりのある割り算とは?
保護者があまりのある割り算を教える場合、「計算したらこうなる」だけでは子どもがなかなか納得してくれないでしょう。あまりの意味をしっかり理解させることが大切です。
あまりとは何か?
あまりとは、割り算をして割り切れずにあまった数です。17÷5を子どもに教えるのなら、「17個のあめ玉を5個ずつ袋に入れていく」といった具体例を示すのが効果的です。あめ玉の袋は3袋できますが、あめ玉2個を袋に入れられません。これを17÷5=3と表した上で、袋に入らないあめ玉2個があまりです。ちなみに、17÷5=3の3は商といいます。
17÷5の5よりもあまりは小さい数になります。割り算では、「17個のあめ玉を5個ずつ袋に入れて2袋にして、あめ玉7個をあまりにする」とは考えません。子どもには「割る数>あまり」をしっかり覚えさせましょう。
小数の割り算のあまりをどう表す?
小数の割り算では、割る数を整数に直してから計算するのが一般的です。具体的には、割る数を整数にするため10倍、100倍、…して、割られる数も同じく10倍、100倍、…します。たとえば、1.5÷0.5は、1.5も0.5も10倍して15÷5=3と計算できます。
一方、子どもは1.7÷0.5を17÷5=3あまり2と間違いがちなので、保護者は要注意です。もし子どもが間違っていたら、保護者は「1.7÷0.5は1.7を0.5ずつ分けていくことだよ」と説明しましょう。その上で、0.5×3に0.2を加えれば1.7になるので、あまりは0.2であることに気づかせます。
小数の割り算では、あまりの小数点の位置は割られる数を基準とします。筆算をする場合、割られる数のもとの小数点をあまりに下ろすことも、しっかり教えておきたいところです。
あまりのある割り算の表し方は?
割り算の計算は17÷5=3あまり2と表します。これ以外の表し方を子どもに理解させましょう。
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