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中高一貫校に入学するメリットとは? 代表的な中高一貫校の受験傾向もチェック

2018年5月14日 ナレッジリンクス

中学受験においては、中高一貫校の高い進学実績が注目されています。今回は、中高一貫校を受験するメリットや受験傾向について解説していきましょう。有名な中高一貫校の一覧も掲載しています。

中高一貫校のメリットって?

そもそも中高一貫校は、どのような目的で設立されているのでしょうか。また、中高一貫校の公立と私立では、どのような違いがあるのか見ていきましょう。

中高一貫校を設立する目的は?

公立の中高一貫校は、1999年の文部科学省による教育法の改定によって設立されるようになりました。その目的は、従来の中学と高校の教育に加えて、中学から高校までの6年間で一貫して学べる機会を生徒が選択できるようにとの配慮があります。

中高一貫で学ぶ環境の中で、生徒一人ひとりの個性を重視した教育を目指しています。生徒の個性を重視した教育を行うため、一般的な中学や高校とは異なるカリキュラムを構成することなどが認められているのです。

そのため、中高一貫校では通常であれば中学と高校で分断されている教育内容を、6年間かけて広く深く履修することができます。

中高一貫校は公立と私立でも特徴が異なる

中高一貫校は、公立と私立とで教育方針などで特徴が多少異なっています。

公立の中高一貫校の教育方針は、「未来を開拓していけるリーダーの育成」です。「未来を開拓していけるリーダーの育成」という共通理念とは別に、各学校で教育目標を掲げています。

これに対して私立の中高一貫校の教育方針は、「それぞれの建学の精神のもと、教育方針を決めて人材を育成すること」です。私立の場合はそれぞれの学校で個性や特徴、教育方針が異なっています。

中高一貫校を受けるメリットは?

中高一貫校には、6年間かけてじっくりと授業を掘り下げた学習ができるといったメリットがあります。以下では、具体的なメリットをまとめてみました。

中高一貫校のメリット1:高校受験がないので6年間じっくり勉強に取り組める

中学・高校と6年間通しての授業カリキュラムが組めるので、各教科を広く深く学習して理解を深めることができます。例えば、中学と高校で異なる履修範囲(日本史・世界史など)がある歴史の場合、6年間で一本化してトータルに履修することが可能です。

中高一貫校のメリット2:中学高校と6年間部活動ができる

部活動も中学と高校の6年間継続して行えます。担当顧問も6年間変わらずに指導にあたれるので、才能のある生徒を丁寧にサポートして伸ばしてあげられるという点がメリットとなるでしょう。

中高一貫校のメリット3:近い偏差値の生徒が集まっているのでお互い気が合う

受験を突破した子供たちだけが入学できるため、必然的に偏差値の近い生徒が集まります。同級生とも偏差値が近いため、話題なども合うことが多く、友達ができやすいというメリットがあります。

中高一貫校の有名中学校一覧

全国の中高一貫校について、有名中学一覧を偏差値別でご紹介していきます。

偏差値78~75の全国の中高一貫校

【開成中学校】偏差値78

開成中学校は、毎年150人を超える東京大学の合格者を出す中高一貫のトップクラスの進学校です。男子校の御三家、最難関校と呼ばれています。受験対策としては、全教科をまんべんなく履修することが求められます。そのうえで、高い思考力が試される設問内容となっています。

【筑波大学附属駒場中学校】偏差値78

首都圏で最難関の男子中高一貫校といわれています。算数、国語、理科、社会ともに100点満点の配分です。基礎学習から応用力まで幅広く求められます。

【東大寺学園中学校】偏差値77

東大寺学園中学校は、関西地区で最難関の進学校です。受験の配分は算数、国語、理科、社会ともに100点の点数配分となっています。算数の設問に特徴があり、図形問題と文章題が多くを占めています。計算を解くのではなく、考える力が求められるでしょう。

【麻布中学校】偏差値76

男子御三家のひとつに数えられる名門校。算数と国語が60点満点で採点され、理科と社会が40点の配分となっています。算数の設問では図形や規則性、速度を割り出す問題がよく出題されます。国語は文字数制限のない説明記述問題が多く、文章力や読解力が求められる点が特徴です。

【灘中学校】偏差値76

灘中学校は、関西で知られる進学校のひとつ。受験科目は国語と算数、理科の3教科です。点数配分は算数と国語が200点、理科が100点となっています。

【桜蔭中学校】偏差値75

桜蔭中学校は女子の御三家と呼ばれ、4人に1人が東京大学に合格している全国でトップレベルの進学校です。ここ数年の受験競争率は、2倍から3倍の間で推移しています。

【駒場東邦中学校】偏差値75

駒場東邦中学校は都心の最難関校の一つ。算数と国語が120点満点、理科と社会が80点の配分です。

【女子学院中学校】偏差値75

東京の御三家と呼ばれている女子校です。共学の人気が高まる傾向の中、相変わらず根強い人気があります。この数年は3倍以上の競争率で推移しています。

【筑波大学附属中学校】偏差値75

国立の中高一貫校です。筑波大附属駒場中学と同じく、毎年安定した競争率で推移しています。

【洛星中学校】偏差値75

京都の進学校として名高い名門校です。毎年、東京大学に10人程度、京都大学へ50人程度の合格者を出しています。

まとめ

中高一貫校のメリットや特徴について解説してきました。また、偏差値の高い名門校について、その特徴や受験傾向などを把握できたことでしょう。

中高一貫校には、中学・高校の6年間でじっくり知識が深められるというメリットがあります。大きな目標を持ち、長期的なスパンで目指したいという生徒に向いている環境です。向き不向きはありますので、ここで取り上げた内容を参考にしっかり選んでください。

※記事の内容は執筆時点のものです

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