中学受験ノウハウ 親の関わり方

塾弁どうしてる? ママたちが心掛けている塾弁の工夫いろいろ

2018年5月24日 あっぷー

0

中学受験生をもつママが避けて通れないのが「塾弁」づくり。筆者宅にも現在小6の中学受験生がいますが、平日は週に3回塾弁をつくっていますし、週末も塾弁をつくることがあります。中学受験勉強において塾弁づくりは大切なサポートの1つです。ママたちは皆、塾弁に「頑張れ!」の思いを精いっぱい詰め込んでいるはず。そんな中学受験生のママに欠かせない塾弁づくりの工夫をまとめました。

塾弁の工夫[1]早く食べられるように工夫

塾弁は授業の合間の「お弁当タイム」に食べますが、その時間はかなり短く、パパっと食べ終わらなければいけません。そのため、塾弁は早く食べられるようにしているご家庭が多いです。

おにぎりは一口サイズに、おかずも普段より小さめな一口サイズにすると、子供もスピーディーにお弁当を食べられます。筆者宅でも海苔巻きや、一口サイズのいなり寿司など、授業の合間にパパっと食べられるメニューづくりを心掛けています。子供にも「時間をかけずに食べられる」と好評です。

サンドイッチの場合、クッキングシートで1つずつ包んであげるとパッと食べることができます。食べるのがゆっくりな子供の場合は「早く食べられる工夫」をするのがおすすめです。

塾弁の工夫[2]野菜不足に注意

塾弁は夕飯になってしまうので、気になるのが野菜不足。きちんと野菜が摂れる「ひと工夫」があるとよいでしょう。例えば卵焼き1つにしても、細かく刻んだ緑黄色野菜を入れるなど、少しでも野菜を取り入れる工夫があるとよいです。筆者宅ではホウレンソウなどの野菜を茹でて冷凍しておき、お浸しにしたり、卵焼きに入れたりといった工夫をしています。

また冬場には、スープジャーに野菜たっぷりのスープを入れて持たせていて、野菜不足解消の一助になっています。スープに入れる野菜は食べやすいように、小さくカットするのがコツ。寒い季節に飲む温かいスープは身も心もあたたまりますし、野菜をたっぷり摂れるのでおすすめです。

塾弁の工夫[3]冷めてもおいしく

お弁当はどうしても冷たくなりがちですよね……。なかには「冷たいお弁当はおいしくないから苦手!」という子もいるでしょう。「冷めてもおいしい塾弁」になるよう、ぜひ工夫をしてあげたいところです。

お弁当に詰めたご飯なら、詰めてすぐにラップをすると水分の蒸発を防げます。このひと手間でご飯のパサパサがだいぶ改善されますし、肉や魚は片栗粉や小麦粉をまぶして調理することで、ふっくらした食感を維持することができます。

塾弁に「おにぎり」をもたせる場合は、「おにぎりフィルム」を使ってみるのもおすすめ。「おにぎりフィルム」は100円均一などで売られている便利グッズで、コンビニのおにぎりのように海苔とご飯を別々にできるのがよいところです。いつでも海苔がパリパリのおにぎりを食べられます。

塾弁の工夫[4]温かいご飯が食べられるランチジャー

前述した「冷めてもおいしい塾弁づくり」も大切ですが、「やっぱり家庭と同じような、温かいご飯を食べて欲しい!」と思うのが親心でしょう。筆者もそう思ったひとりです。そんな筆者宅で「これはイイ!」と思ったのが「ランチジャー」。ランチジャーは保温性のあるお弁当箱で、ご飯を温かいままキープしてくれる優れものです。塾でも出来たてのようなふっくらご飯が食べられるので、まわりで使っている子も多くいます。

ランチジャーは「サーモス」「象印」「タイガー」などの製品がありますが、それぞれ大きさや機能など特徴があるので、子供の食べる量に合わせて選ぶのがおすすめです。

ちなみに筆者宅では、サーモスのランチジャーを使っています。温かいご飯はランチジャーで保温し、痛みやすいおかずは常温でセットするタイプを使っています。専用のポーチがついているのもポイント。カバンにかけられるようになっていて便利ですよ!

参考:ランチジャー・保温弁当箱|サーモス
https://www.thermos.jp/product/list/lunchjar.html

塾弁の工夫[5]食材の傷みに注意

受験本番が近くなってくると、塾にいる時間が増えていきます。長期休みには朝から晩まで塾で授業。昼食も夕食も塾弁なんてこともあります。働いているママだと、塾弁を朝のうちにつくる場合もあるでしょう。そういった朝のうちにつくっておく場合や、気温が高くなる夏のお弁当は傷まないようにする工夫が必要です。

傷んだお弁当を食べてお腹を壊すくらいなら……、思い切ってコンビニ弁当を利用するのも1つの手です。昼は手づくりのお弁当にして、夜はコンビニのお弁当とする。あるいは、夜のお弁当は、食べる直前に塾に届けてあげるなど、どのご家庭もそれぞれに工夫しているようです。

夏場は食中毒に気をつけないといけませんから、「お弁当箱の殺菌消毒」「ご飯にはお酢を混ぜる」「十分に冷ましてからお弁当箱に詰める」「おかずはしっかり加熱する」など基本をしっかり守って塾弁をつくるようにしましょう。

まとめ

塾弁で工夫したいことを5つ紹介しました。頑張っている子供を見ていると大変な塾弁づくりもなんとか乗り越えられるもの。ですが、塾弁づくりでママが疲れてしまい、イライラするのは本末転倒です。中学受験は「親の受験」ともいわれる通り、ママのサポートが大切です。たまには塾弁づくりを休んで市販のお弁当にしたって大丈夫! 子供に最後まで伴走し続けてあげることを第一に、ときには手を抜きながら、塾弁づくりをしていきましょう!

※記事の内容は執筆時点のものです

0