中学受験ノウハウ 夏休み・夏期講習

[中学受験]夏休みに家庭で実践したい3つのこと

2018年5月29日 朝倉浩之

中学受験生の40日間の夏休みはまとまった学習時間を確保できる、最高のチャンスです。40日間、1日10時間勉強すると、合計400時間も勉強時間を確保できます。その時間を有効活用するために、家庭でぜひともやっておきたいことを3つお伝えします。

[1]1日の学習スケジュールを立てる

学校のない夏休みには「時間割」がありません。夏休みに入る前に、1日のスケジュールを立てることをおすすめします。

最初に決めるのは起床時間と就寝時間です。この起床時間と就寝時間が決まればスケジュールづくりの半分が終わったといってもよいでしょう。

夏休みは次の日に学校がありませんから、つい夜遅くまで起きていてしまいがちです。スケジュールで起床時間と就寝時間を最初に決めるのには、普段の生活と同じように規則正しいリズムを習慣化させるねらいもあります。

次に起きている時間帯の具体的な行動を考えていきます。多くの中学受験生は塾の夏期講習に参加しているので、夏期講習の時間帯を中心にスケジュールを書き込みます。塾の勉強時間は基準にしやすいので、時間配分の中核となっていくでしょう。

続いて、「塾以外の勉強時間」を入れます。こちらは教科別に、できるだけ具体的に書いていくことをおすすめします。たとえば16時から18時は算数の復習、といったようにすることで、具体的に自分が何をするべきなのかをつかむことができます。

また、ラジオ体操のスタンプカードのように1日の勉強をしっかりと達成したらスタンプを押すなど、行動したことを「見える化」しておくことをおすすめします。そうすることで、達成感をえやすくなり、自信にもつながります。

[2]苦手分野の勉強時間を確保する

これまでに受験した模試の成績表を分析します。苦手な単元、弱点になってしまっている分野については、しっかり時間をかけて復習する必要があります。

模試の成績表は教科ごとの偏差値に目が行きがちですが、それよりも各教科の分野別、問題別正答率を確認し、どこができていないのかを把握します。

そして、その苦手単元、分野が志望校ではどのように出題されているかを、過去問を使って確認します。これにより、どの程度の深さまで学習しておくべきかがわかります。

5年生であれば、夏期講習前までに学習した範囲の苦手な単元分野の復習を進めてください。なかでも、「勉強時間の不足が理由で得点が低い」単元から取り組みましょう。

特に苦手分野が見つからない場合は、夏休み中に理科、社会の学習に注力しましょう。

[3]基本問題を反復練習する

物事はやりはじめるときにもっともエネルギーを使います。それは勉強も同じです。勉強をはじめるときは、漢字や計算などの基本問題からスタートすることをおすすめします。

基本問題を解き進めるうちに、頭が「勉強モード」に切り替わっていきます。基本問題からスタートすることで、勉強に取りかかり始めるまでの時間を短くし、勉強のやる気も引き出すことができます。

どんな難関校であっても基本問題は一定量出題されます。基本問題の反復練習は合格に必要不可欠です。夏休みは毎日、基本問題を反復するところから勉強をはじめる習慣をつけるとよいでしょう。

※記事の内容は執筆時点のものです

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