中学受験ノウハウ 連載 読書好きの子どもを育てる!”ささる”本の選び方

連想ゲームとひとことメモで子どもの「好み」を探っていこう|読書好きの子どもを育てる!”ささる”本の選び方 #5


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子どもにもっと本を読ませたい!

そんな願いを抱く保護者さんに向けて、書籍東大発!1万人の子どもが変わった ハマるおうち読書(ディスカヴァー・トゥエンティワン)から、子どもがハマる本の選び方を全5回に分けてお伝えしている本企画。

最終回の今回は、わが子がどんな本を好むのかを知るためのアイデアを紹介します。

子どもを本好きにするための成功のヒケツは、「親子で楽しむ意識」がポイントなのかもしれません。

表紙だけ見て「どんな本? 」予想ゲーム

子どもの好みを探るには、表紙の絵柄を見て本の内容を予想するゲームもおすすめです。

何冊かの本を並べ、それらの表紙の印象だけを手がかりにして内容を考えてみるのです。
「クッキーと女の子の絵が描いてあるから、クッキーが好きな女の子のお話かな。それとも、女の子がクッキーをつくるお話なのかな」
「船に乗った子どもたちの絵が描いてある。この子たちが冒険をするお話かもしれないね」
このようにして一緒にイメージをふくらませる過程も、そうして予想した内容を伝えあう過程も、子どもにとってはワクワクするものになるでしょう。

その後は予想をもとに、気になったものだけを選んでつまみ食い読書をしてみます。つまみ食い読書ですから、すべて読まなくてもかまいません。
冒頭の部分だけを読んでみて「もっと読んでみたい」と思った場合だけ、続きを楽しめばOKです。

本の内容を予想するこのゲームは、読まず嫌いの克服にも一役買ってくれます。
そもそも読まず嫌いの多くは「表紙だけ見て惹かれなかったから読まない」という表面的な拒否反応。表紙から一歩踏み込んで内容を想像してみると、意外と興味の湧く内容だったということが少なくないのです。

そして、実際に読んでみて、予想した内容と当たっていたかどうかを考えると、
・表紙からわかる情報がすべてではないこと
・本を読むかどうかを表紙で判断するのは損であること
が痛感できる、そんな成功体験につながります。

読まなかった本もひとことメモを書く

つまみ食い読書をしていると、ハズレの本に出会うこともあります。
本選びはくじ引きのようなものですから、これは当然のことです。おもしろいと思える本に出会えなかったからといって、まったく気にする必要はありません。

ハズレの本に出会ったり、アタリの本に出会ったり……。
そんな経験を積み重ねていくうちに、子どもの好みの傾向が見えてきて、お気に入りの本を探しやすくなっていくのです。

好みの傾向を早く見極めたいと思うなら、効果的なのは読書記録をつけること。
おもしろいと感じた本だけではなく、ハズレだと感じた本のことも簡単にメモをしておきましょう。
気に入らなかった場合はその理由、気に入った場合にもその理由を、ひとことでもいいので残しておくのです。
そうした蓄積によって好みの傾向が見えやすくなり、その後の本選びでアタリを見つけやすくなっていくはずですよ。

△『東大発!1万人の子どもが変わった ハマるおうち読書』より

最初のうちは、子どもの反応を見ながら、保護者がメモを書いてみるのはいかがでしょうか。
少し慣れてきたら、子どもに感想を聞きながら一緒に書き込んでみましょう。
子どもの負担にならず、続けやすい方法を探してみてください。

まとめ

●読む力の成長速度は一人ひとり違うため、「〇年生向け」が合わない子どもは多い
●本のレベルは「難しさ」と「長さ」を見て判断する
●「難しさ」と「長さ」に対応する力をバランスよく伸ばしていくと、楽しく読める本の数が多くなる
●「レベル」と「好み」がぴったりと合う本を見つけるのは難しい
●「好み」は、くじ引き感覚でトライ&エラーを繰り返しながら探っていけ

(※この記事の本文は、書籍東大発!1万人の子どもが変わった ハマるおうち読書からの抜粋です。

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本連載は、お子さんが本にハマるメソッドを教えてくれる書籍『東大発!1万人の子どもが変わった ハマるおうち読書』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)から一部内容をピックアップし、全5回に分けてお送りします。

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※記事の内容は執筆時点のものです

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