
算数を学ぶ小学3年生がつまずきやすい問題3つとその対策 (2ページ目)
「ことばの式」に書き起こす
大半の子供が最初につまずくのは「数式に置き換える」ということです。問題文を読み、数式を起こすには慣れが必要です。
先ほど紹介したあめ玉の例題の場合
くろいあめの数 + しろいあめの数 = 全部のあめの数
↓
5 + □ = 18
のように、慣れるまではいったん、「ことばの式」に書き起こすようにしましょう。
日常会話に時間の計算を織り混ぜる
子供との会話に、時間を計算する質問をして感覚を少しずつ強化させましょう。時間は生活のなかで、ごく普通に触れるものなので、
「昨日は夜9時に寝て、今朝は6時30分に起きるよね。何時間寝たことになる?」
「30分ゲームをして40分漫画を読んだら、合計でどれくらい?」
といったように、クイズ感覚で考えさせるようにしましょう。
時間と距離の計算は、実際に体を使って
時間の感覚と同様に、距離の感覚も、日常生活の中で体感させることが大切です。「1kmなら、家から駅までの距離」「200mなら、駅からスーパーまでの距離」というように、問題文に出てくる距離を、子供にとって身近な場所の距離としてイメージできるようにしましょう。実際に、一緒に歩いてみると、その距離が実感できて効果的です。歩きながら「駅まで1kmの道のりを歩いたあとに、駅からスーパーまで200m歩いたら、全部でどれくらい歩いたことになる?」というような問題を出してみると、距離の計算がイメージできるようになるでしょう。
まとめ
小学3年生で習う算数は、中学受験に出題される複雑な問題の基礎となるものばかりです。高学年になってから苦労をさせないためにも、親御さんがつまずきやすいポイントを理解して子供に苦手意識を持たせないよう、工夫することが大切です。子供に「算数は楽しい! 日常の役に立つ!」という気持ちを、持ち続けてもらえるよう、親御さんも楽しんで向き合ってみてください。
※記事の内容は執筆時点のものです
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