中学受験ノウハウ 習慣づけ

[低学年向け]運筆を軽視してはいけない理由と、運筆力アップにおすすめの教材

2018年6月20日 あっぷー

運筆とは自由にものを書く力のことです。大人は文字を書く時、自由に筆圧を調節したり、思い通りの線を描いたりできます。でも、小さな子供にとって自由に書くのはすごく大変なことです。

運筆力は学力を左右することもある大切な要素。もしも小1になり、運筆力が弱い状態で、ひらがなやカタカナの練習が始まってしまうと、思うような文字が書けず、ストレスになってしまいます。

運筆が弱いまま高学年になると、中学入試にも影響がある!?

運筆力が弱いままだと「ノートを取るのが追いつかない」「正しい漢字を書けずに、テストの点数が悪くなる」といったことが起こりえます。その結果、学習意欲そのものが低下するといったリスクもあるのです。

実は筆者宅の次男が運筆の練習をしないまま小学校に入学し、その後も運筆力が弱いまま小学校高学年になってしまった失敗談を持っています……。

「高学年になって、運筆力が学習に影響するの?」と驚かれるかもしれません。ですが、実際に中学受験目前で文字を書くスピードが上がらないことに悩み、原因を探ったところ運筆だったという話はたくさんあります。

中学受験の勉強では、とにかく大量に「書く」必要があります。運筆力が弱い子は、筆圧が調節できず、少し文字を書くだけで疲れてしまうのです。実際に、算数の計算で手を動かすことを嫌がってしまい、文章題で筆算をせず、暗算した結果ミスをするということがありました。運筆が弱いということは1点、2点が合不合を左右する中学入試では致命傷なのです。

小学校就学前なら、文字の練習に入る前に運筆練習を!

前述の通り、運筆力がないまま学習を始めても、思うように書けなかったり、すぐに疲れてしまうことがあります。小学校就学前であれば、文字の練習に入る前に、ある程度練習ができるのが望ましいでしょう。

運筆の練習をする際は、「正しい姿勢」で書くことが大切です。次の3つに気をつけて練習できるとよいでしょう。

[1]鉛筆を正しく持つ
[2]肘を机につける
[3]鉛筆を持つ手を机につける

小学校就学前であれば、運筆練習といっても大層なことを意識する必要はありません。自由自在にスラスラと「線」が書けるようになるのが目標です。「なぞり書き」や「鉛筆で点と点を結ぶ」ことも、運筆力の向上に効果がありますし、好きな絵を描くことも運筆の練習になります。白紙に鉛筆で線を書くだけでもよいですが、ネット上に運筆の練習になる無料プリントが多く公開されているので、そちらを使うのもおすすめです。

印刷するのが手間なら、「くもんの幼児ドリル」にも運筆練習を重視したドリルが市販されています。

小学校低学年の運筆練習なら、「迷路」や「図形描写」がおすすめ

小学生になってから運筆の練習をする場合は、どういった教材が最適でしょうか。小学校入学後の子供の場合、プライドもあるでしょうし、単調な練習だとすぐに飽きてしまうかもしれません……。そんなときにおすすめの教材が「迷路」です。

筆者のおすすめは「迷路なぞぺー<5歳~小学3年>」。難易度が高い迷路もあって、やりがいがあります。難しい迷路は「トライ&エラー」を繰り返すことで、算数の基礎となる思考力を育てる効果もあるとされていますし、迷路が好きな子は多いので、運筆の練習にはもってこいです。

また点描写で「立体図形」を書いてみるのも運筆練習におすすめです。「サイパー思考力算数練習帳」の「点描写」「線描写」は真似して図形を書くだけで立体感覚と集中力も養えると定評があります。


運筆力がつくとやる気が高まる!

書くことは学習の基本です。基本ができて、スラスラ書けると子供の学習に対するストレスは減り、やる気が高まります。自信とやる気を持たせることは、子供を勉強好きにさせる第一歩。「たかが運筆」と思わずに、ぜひご家庭で取り組んでみてください。

※記事の内容は執筆時点のものです

この記事の著者

男子2人の母です。長男が小学2年生の時に家庭学習をはじめ、現在中学受験に取り組んでいます。家庭学習や、中学受験の体験記をブログ「すたろぐ」で発信しています。

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