学習 算数

算数を学ぶ小学2年生がつまずきやすい問題3つとその対策 (1ページ目)


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小学1年生までは楽しく勉強していたはずなのに、小学2年生の途中でつまずいてしまい、算数に苦手意識を持ってしまう子供は少なくありません。つまずきやすい問題を親御さんが把握しておけば、子供が算数に苦手意識を持たないようサポートすることが可能になります。

小学2年生で学ぶ算数はどんな内容?

※画像はイメージです

まず、小学校2年生の算数の授業ではどんな内容を学んでいくのかを簡単に紹介していきましょう。

長さ

cm(センチメートル)やmm(ミリメートル)など、長さの単位を学習します。また、長さは足したり引いたりすることができることを学習し、「5cm3mmと2cmを足した長さは?」など、長さの計算についても学びます。

図形(三角形・四角形・直角など)

3本の直線で囲まれた図形が三角形で、4本の直線で囲まれた図形が四角形であることや、直角という角の概念を勉強します。また、直角の角を持つ図形である長方形、正方形、直角三角形など、図形の名称も勉強します。

かさ

水など形の定まらないものの分量も測ることができるということに加え、かさの単位であるl(リットル)について学びます。1lの10分の1の単位がdl(デシリットル)、その10分の1が10ml(ミリリットル)という、かさの単位についても勉強し、それらを合計する足し算の問題などにも挑戦します。

九九

かけ算の基本である九九も小学2年生で勉強します。

分数

1に対して、その半分が1/2、さらにその半分が1/4というように、分数の基礎を勉強します。

小学2年生は算数のどこでつまずく?

では、どんな点でつまずきやすいのでしょうか。

mm、mlなどの新しい単位

小学2年生の子供が特につまずきやすい項目としてよく挙げられるのが、長さや、かさをこれまで使ってこなかった単位で示すことです。たとえば「7cm3mm-4mm」という問題の場合、「3mmから4mmを引くことが出来ないので、隣にある7cmの中から1cm分を借りてきて、1cmは10mmだから…」など、途中で単位が切り替わるため、計算と単位の切り替えに訓練が必要です。

九九の暗記

親御さんの中にも、九九を覚えるのに苦戦したという思い出を持っている方も少なくないのではないでしょうか? 7の段、8の段など、難易度の高いところで特につまずきやすいというのは今も昔も変わりません。しかし、九九をしっかり固めておかないと、その後の学習にも影響が出ることがあるので、根気強く向き合う必要があります。

分数の概念を理解させる

九九と並んで苦手意識を持ちやすい分数。原因は、数字だけを見ていると実感が湧かず、頭に入ってこない、というのが大半のようです。

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