「読書好きの子」を育てるための親の行動5選
読書によって得られる効果は「語彙力」「読解力」「表現力」「論理的思考力」の向上、「想像力」が豊かになること、そして「世界」が広がることです。これら、読書によって得られる学力・効果に関して、これまでに次の記事で解説をしました。
しかし、「子供に読書習慣をつけさせたい」となっても、具体的にどうすればよいのかは悩みどころでしょう。そこで今回は、子供を読書好きへ導くために親がすべきこと、できることを解説します。
Contents
「読書好きの子」を育てるための親の行動1 ――親が読書する習慣と本に囲まれた環境をつくる
子供は親の背中を見て育つもの。親がいつもテレビドラマやスマホゲームに興じているなど、「読書」という「文化」がない家庭環境では、子供の興味が読書に向くことはありません。
● 親が普段から本を読んでいる
● 家に本がたくさんある
そんな習慣や環境があると、子供自然と読書に向かう流れができます。
「読書好きの子」を育てるための親の行動2 ――読み聞かせをする
読書のきっかけは「読むこと」とは限りません。むしろ、子供の言語活動は「聞く→話す→読む→書く」と段階的に発達するものです。「親が読んで聞かせる」のが、読書体験の理想的なファーストステップです。
子供の「本を読んで」というおねだりは絶好のチャンス。同じ本の同じパートを何度もせがむものです。親としては同じ話ばかりで飽きますが、子供にとっては毎回が「新鮮な体験」そのもの。
何度も読み聞かせると、子供は暗唱できる程に話を覚えます。こうなればしめたもの。文字を読むためのトレーニングのベストタイミングです。「自分でも読めるようになりたい」という気持ちが強いモチベーションになり、まるで乾いたスポンジが水を吸収するように覚えていきます。
絵本のように挿絵があると、言葉とイメージがつながり、「文章を読んで情景が思い浮かぶ力」すなわち「読解力」が育つ下地になります。
「読書好きの子」を育てるための親の行動3 ――書店や図書館に連れて行く
オンライン購入や電子書籍が主流になりましたが、書店で実際に多くの本を見て触れて選ぶことは効果的です。実物の本の重量感や質感、紙やインクの匂いなど、手にした時の高揚感は「読書の歓び」につながります。触覚や嗅覚などの感覚も「本好きな子」のきっかけになります。
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