中学受験ノウハウ 基礎知識

中学受験に受かる子の共通点とは?

2018年8月03日 石井知哉

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中学受験生を見ていると、合格・不合格のいずれにも、それぞれの理由があることがわかります。では、合格者にはどんな共通点があるのでしょうか。

「受かる子」に見る7つの共通点

中学受験に受かる子の態度・姿勢、行動や取り組み方などを分析すると、次のような共通点が見えてきます。

【1】素直である
【2】すぐに実行する
【3】継続できる
【4】体力がある
【5】生活習慣が整っている
【6】自己管理ができる
【7】主体性がある

【1】素直である

受かる子は、他者の教えや助言にきちんと耳を傾けて受け入れます。ノートの使い方、途中式の書き方、問題集の使い方、模擬テストの復習の仕方など、塾や家庭教師の先生からのアドバイスはたくさんあります。

しかし、「面倒だから」「自分の好きなようにやりたい」「なんとなく気に入らない」など、他者からの助言を活かせない子は少なくありません。それは、医者さんの指示に従わない、あるいは処方された薬を飲まない患者と同じです。

できる子ほど、言われたことを言われた通りにやってみて、そのやり方を習得しながら、より良い方法を自分なりに編み出していきます。

【2】すぐに実行する

受かる子は「良い方法だ」と思ったら、すぐにそれを実行します。どんなに「良い勉強法」があっても、それを実行に移さなければ、学力は伸びません。どんなノウハウも、実行・継続しなければ意味がありません。

【3】継続できる

受かる子は一度決めたことをやり続けることができます。

どんな勉強方法も、短期間で効果が出ることは滅多にありません。すぐに成果が出ないと投げ出してしまう、あるいは別の方法に飛びつく。そんな姿勢では伸びは期待できません。

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石井知哉

石井知哉

  • この記事の著者

株式会社QLEA教育事業部部長。教育系Webサイト「School Post」を主宰。2000年、早稲田大学第一文学部 哲学科卒業。東京都の塾業界にて指導歴20年以上。現在は、東京都大田区で個別指導塾2校舎の教務・運営を統括する傍ら、千代田区麹町に超少人数制個人指導道場「合格ゼミ」を開設。豊富な実践経験に裏付けられた独自の理論とメソッドに基づき、小学校低学年から中・高・大学受験生、就職試験対策の指導にあたっている。幅広い学年・学力層・教科を対象に、個々の成長を最大限引き出す指導を得意とする。