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予習シリーズって何? 予習シリーズの魅力と使用する際の注意点

2018年8月24日 あっぷー

中学受験勉強でよく聞く「予習シリーズ」。予習シリーズは、四谷大塚の中学受験向けテキストで、半世紀以上の歴史があります。歴史が長いので、自身でも使っていた保護者さんだと、子供の中学受験でいまだに予習シリーズが健在なことに驚く人もいるようです。 もちろん何度も改訂されているので、親世代が使っていたものと内容は異なりますが、現在でも中学受験教材の標準テキストとしての位置づけは変わりません。 筆者宅でも予習シリーズをメインテキストとして中学受験勉強をしてきました。そのなかで実際に予習シリーズを使用して感じた魅力を説明していきます。

予習シリーズの魅力1 ―― 塾生でなくても購入できる

予習シリーズの一番のすばらしさは、塾生でなくても購入できることです。四谷大塚の公式ウェブサイトから、ID登録をすればネット販売を利用できます。(中学受験の教材といえば、サピックスや日能研テキストも有名ですが、どちらも塾生でなければ購入できません)

筆者宅の息子(長男)は、小5の秋まで自宅学習ベースで中学受験勉強をしてきました。一般的に「通塾しなければ無理」と言われる中学受験勉強。それができたのは予習シリーズが一般購入可能だったからです。もし予習シリーズがなければ家庭での中学受験勉強は難しかったでしょう。

予習シリーズの魅力2 ―― 細かく丁寧で、自学自習に役立つ

もともと四谷大塚では自学自習を大事にしていて、その理念から生まれたのが予習シリーズです。そのため、予習シリーズの内容は非常に細かく、丁寧です。 中学受験算数は小学校算数では習わない内容がありますが、そういった特殊算に関しても解説が丁寧なので自学自習にももってこいです。予習シリーズ社会は、ただ内容がまとめられているだけではなく、説明が教科書のように文章で書かれていますし、国語も、解答は問題ページよりはるかに分厚いです。 これならば塾で学習する内容の予習・復習、どちらにも最適です。中学受験を研究しつくしている四谷大塚の教材なので、何度も改訂されています。常に最新の情報なので内容も折り紙つきです。 また、細かい部分ですが、予習シリーズは見開きA3の大き目タイプで深く開くので、手で押さえなくても本が閉じません。分厚すぎず、重すぎず、小学生が扱いやすいのも大きなメリットです。

予習シリーズの魅力3 ―― 1週間単位で学習を進められる

予習シリーズはすべての教科が1週間単位になっています。基本的に4週間は新しい事柄を学習し、5週目が総合まとめ(復習)の構成です。 また、1つの単元が段階的にでてくるのも特徴です。例えば、算数ならば、ある問題の解き方を小4で習い、小5でさらに発展した問題になり、小6では違う解き方を学ぶイメージです。

これならば、家庭で中学受験勉強をする際にも学習ペースがすぐわかりますし、通塾している場合も効率的に知識の定着がはかれます。

予習シリーズの魅力4 ―― 副教材・テストが充実している

予習シリーズには副教材が多くあり、四谷大塚公式サイトに掲載されている教材は通塾生でなくとも購入可能です。 たとえば、予習シリーズに沿った問題集の「演習問題集」や、進捗を確認できる「週テスト問題集」などです。演習問題集は、基本・応用に分かれている科目もあり、子供の実力に合う教材を選べます。 また、予習シリーズの進度に沿った週テストが毎週土曜日にあり、こちらも塾生でなくても週テスト生として受験可能です。このように副教材・テストが多いのは大きな魅力です。

予習シリーズの注意点

ここまで予習シリーズの魅力を紹介してきましたが、使うにあたって注意すべき点が2つあります。

つまずいても過度に焦らないこと

予習シリーズを使っているけれど、内容が難しくてついていけない、または暗記項目が覚えきれないといったことが、少なからずあります。 筆者宅の息子も「今回の社会範囲は暗記する単語がたくさんあり覚えきれない! でも次の回に進まないといけないし、どうしよう……」と焦った経験が何度もありました。ですが、予習シリーズでは重要箇所が学年を超えて繰り返し出てくるので、多少つまずいても過度に焦らず学習することが大切だと思います。

最新のものを使う

予習シリーズは改定が繰り返されています。なので、古いものはなるべく使わない方がよいです。特に2012年度にはカリキュラム大改訂があり、今までは予習シリーズで2年半かけていた内容が、約2年と大幅に短縮されています。また、社会の統計データも毎年新しくなるので、予習シリーズを使用する際は最新のものを使うのが大前提です。

まとめ

筆者宅の長男は、小6から通塾していて予習シリーズを使っていますし、次男も予習シリーズで自宅学習をしています。塾で使う予習シリーズ、自宅学習での予習シリーズ。筆者は両方とも体験していますが、どちらにも対応できるのが予習シリーズのすばらしさだと感じます。ただ単に内容が細かいわけではない、半世紀以上の歴史があるテキストだからこそ、子供がもっとも効率的に学習できる内容になっているのだと思います。 中学受験は、小学校の学習内容と異なるからこそ、学ぶ内容が大切になってきます。自宅学習にせよ通塾にせよテキストは大切です。上手くテキストを使いこなし、学習効率を上げていきたいですね。

※記事の内容は執筆時点のものです

この記事の著者

男子2人の母です。長男が小学2年生の時に家庭学習をはじめ、現在中学受験に取り組んでいます。家庭学習や、中学受験の体験記をブログ「すたろぐ」で発信しています。

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