中学受験ノウハウ 基礎知識

埼玉で中学受験するなら知っておくべき3つのこと

2018年9月12日 朝倉浩之

埼玉県内で中学受験をするには何を知っておくべきなのでしょうか。今回は「埼玉で中学受験するなら知っておくべき3つのこと」をお伝えしていきます。

埼玉県は近隣都県より入試日が早く、複数日程設けられている

埼玉県内の私立中学の入試解禁日は1月10日。近隣の都県では、例年千葉県が1月20日、神奈川県と東京都は2月1日が入試解禁日です。つまり埼玉県は中学受験の入試日程が早いということです。

受験日が早いため、埼玉県の私立中学の試験は、ほかの都県の中学校を第1志望にしている県外からの受験生もこぞって受験します。その結果、合格してもその学校に入学しない受験生が多く出ているのです。

埼玉県で名門進学校として知られ、受験者数も多い栄東中学校を例に見てみましょう。平成30年度入試A日程では、募集定員140名に対して、男子2571人、女子1423人の合計3994人もの合格者を出しています。(参考:栄東中学校 平成30年度入試 入試結果)

近隣の都県と比較して入試解禁が早い埼玉県の中学校ですが、入試日を複数設定している学校も多いです。神奈川や東京の入試が落ち着く2月4日~7日頃に入試日程を設定している私立中学もあります。そのため受験チャンスが広がります。

入試結果でクラス分け――アップ合格や、スライド合格がある

埼玉県内の私立中学は、入試結果に応じてクラス分けをする学校が多いのも特徴のひとつです。それぞれの入試の成績によって、より難易度の高いクラスに合格させる「アップ合格」や、受験したクラスは不合格でも、ほかのクラスに合格する「スライド合格」がありえます。

たとえば大宮開成中学校では、出願の段階で「特別進学クラス」と「英数特科クラス」のどちらで受験するかを選択しますが、出願したのとは異なるクラスに合格することがあります。「特別進学クラス」の受験者が「英数特科クラス」にアップ合格したり、「英数特科クラス」受験者が「特別進学クラス」にスライド合格したりする可能性があるのです。

なおこの大宮開成中学校では、複数回出願者に対する特典もあります。通常の受験料が20000円のところ、複数回同時出願の場合には、2回目以降の受験料が1回あたり5000円になるのです。複数回受験する場合にはお財布にもたいへんうれしい制度といえるでしょう。同様の制度を設けている学校は他にもありますので、出願校を検討する際には調べておきましょう。

2019年春には3校目が開校。埼玉県内の公立中高一貫校

埼玉県には私立中高一貫校だけでなく、公立中高一貫校もあります。公立中高一貫校は割安な授業料で質の高い授業を受けられることもあり、非常に注目されています。

現在、埼玉県内には2校の公立中高一貫校があります。埼玉県立伊奈学園中学校とさいたま市立浦和中学校の2校です。

埼玉県立伊奈学園中学校は中高一貫校として平成15年4月に埼玉県立伊奈学園総合高校に併設されました。体験をすること・本物に触れることを重視した取り組みを行っており、東京ドーム3個分の広大な敷地と恵まれた施設できめ細やかな教育を実現しています。

さいたま市立浦和中学校は、平成19年4月に開校。卒業生の進路状況をみると、1期生が併設の高校を卒業した平成24年から毎年東京大学への合格者が出ており、特に平成26年は7名の卒業生が東京大学に合格しています。

また2019年春には、グローバル化が進展する社会で活躍できる人材の育成、国際バカロレア認定校を目指す公立中高一貫校「さいたま市立大宮国際中等教育学校」が開校します。募集定員は男女ともに80名、「さいたま市から世界へ飛躍するグローバル人材を育てる」ことを目的に、国際的な視野に立ち、探求・研究し、生涯にわたって自ら学び続ける力を育てる新しい学校がスタートします。

※記事の内容は執筆時点のものです

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